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ジョンウの髪が大体乾いたので、ドライヤーのスイッチを、
カチカチッ。
今度は、Coolに切り替えた。
冷風にあてられているジョンウが気持ちよさそうに目を細め、
「…僕、これ好きだぁ、」
と、ご報告。
動画は切り替わっていて、2集リパケあたりのマークさんとの怪しいインタビュー。
…思い出した。
「…ジョンウさんって、シマリスくんに似てるね。」
そうつぶやくと、わたしが髪を触っていることお構い無しにぐりん、と首をひねってこちらに顔を向けた。
おっとっと。
カチッ。
慌ててドライヤーのスイッチを切る。
…冷風もあてたし、もう、片付けていっか。
「シマリスくん？ぼのぼのの？」
「うん。」
「僕が？」
「僕じゃなくて、ジョンウさん。」
何それ、と呆れ笑いのジョンウ。
だって、何年経っても不思議なんだもん。
実際に知ってる人が、こうやって芸能人として動画に出てるのが。
それを伝えると、
「何それ笑笑。
A、芸能人の知り合いたくさんいるじゃん。」
…そうだね。
実際に話してるときはそんなことないんだけど、画面越しに見ると、ナントカさん、って感じがするんだよね…
ジョンウは特に違って見える。
画面の中のジョンウさんと、目の前の呆れ顔で何かを言いたげに口をパクパクしているジョンウ。
「んー、何が違うんだろ？」
ドライヤーにコードを巻き付けながら、首を傾げるわたしに、
「どっちが好き？」
立ち上がってポージングを決めているかわいいワンコ。
「どっちも！！」
立ち上がって抱きついたら、ドライヤーが転がっていった。
「んもう！投げちゃだめ、」
何気にお小言モンスターの唇を背伸びして塞いだら、
「…もう。」
ギラって目が光って、顔つきが変わったから。
やっぱりジョンウさんとジョンウは違うんだ。
その顔つきを、ジョンウを、知ってるのはわたしだけでいいよ。
わたしのなんじゃない？って錯覚するくらい溶けあって心地のいいジョンウのお口を感じながらそう思った。
…ついでに、この飛んじゃいそうな感覚も。
わたしだけのもの。
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ワン and only な君 ー끝ー
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2022.02.19
ジョンウさん생축！
シマリスくんがジョンウさんにしか見えないよ！って話！
Breakfast for Dinner ［JN(엔127)］→←.
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作者名：mawol | 作成日時：2022年2月17日 2時
