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リビングに行くと、宣言通りにソファに横になっていて。
タオルケットを頭まで被っているAを見て、
「…もしかして、
A、寒かった？」
僕の声に反応して、タオルケットをガバッとさげ、こちらを見る。
…一瞬にして、再びタオルケットを頭まで被って、
「いいえ。
…オッパは気にせずに、快適な寝室でお休みください。」
それ、ほとんど答えを言っているようなものだってわかってる？
「本当にソファでいいの？」
「네！(はい。)」
「オッパがベッド使っちゃうよ？」
「원하는대로 하세요！(お好きにどうぞ。)」
「あーあ、Aと寝たかったのになぁ。」
「…」
「ソファで寝たら、身体痛くなりそうだな。」
「…괜찮습니까 그냥 가세요！(大丈夫だから、行って。)」
「はいはい。」
僕もかなりの頑固者だけど、Aほどではないと思う。
それでも、
「1人だと、ベッドが広いなぁ！」
わざとらしくリビングまで聞こえるように叫んで、言われたとおり、エアコンガンガンで、ふかふかのベッドに潜り込んだ。
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朝、目を覚ますと、なぜか、お腹にAの腕が回っている感覚。
あれ、別々で寝たんじゃなかったっけ？と思ったけど、彼女の格好を目に入れて、思わずニヤける…
というか、無音だけど歯茎全開になってる気がする。
Aが可愛くて仕方なくて、Aの方に向き直ってぎゅう、と抱き締めると、
「ん…」
苦しかったのか、ゆっくりと目を開けるA。
「おはよう。
…ひとりで寝て、寂しくなっちゃったの？」
「…う、ま、まぁ、オッパが、寂しいって言ったから。」
「そっかあ。オッパが寂しいって言ったかぁ。
…言った記憶はないけど、察してくれたんだね？」
「う、うん。」
恥ずかしいのか、冬用のモコモコパジャマに顔を埋めるA。
頑固なくせに、わざわざ冬物を引っ張り出してきて、パジャマを着替えるくらいに欲望に忠実なのだから、本当に可愛くて仕方がないのだ。
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Turn it off ー끝ー
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2022.04.04.
ウニョクさん、생축！
歯茎全開で笑える1年になりますように。
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作者名：mawol | 作成日時：2022年2月17日 2時
