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いいよ〜、解除してあげる〜、と、あほ面を決め込んでいるであろうわたしに軽く口付けて、身体から力が抜けた瞬間に、スマホを奪っていったテンさん。
わたしのスマホを慣れた手つきで操作するテンを見ながら、
「…そんな理由があったの？」
と尋ねると、
「人間の行動に、理由がないものなんてないでしょ〜。
何か、ひとつ、自分の欲望に絶対繋がってるんだよ。」
はい終わり〜、と返してくれるのかと思って、手を伸ばせば、ひょい、と遠ざかるスマホ。
「ちょっと！返してよ！」
と、またまたすぐ怒鳴るわたしに、
「んふふ〜、今は目の前のことに集中しないと、」
目の前のこと？と思ったら、いつの間にか超至近距離にあったテンの顔に、
「…そういうこと！？」
甲高い声を上げるわたし。
「んー、だってキスしたし。
キスしたらさ、ほら、どうしても、」
と、スマホを取り返そうと迷子になっていたわたしの手をソコにあてがう。
「ね？」
いや、ね？じゃないわ。
ちょっと待て。
言わせてもらおう。
「…テンさぁ、昨日は、性的欲求なんていらない、って言ってたよね？」
「んー、それは、目の前にAがいなかったから！
Aがいるときは、また、話は別！」
と言いながら、すでにわたしのTシャツの中に手を忍ばせている。
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全く。
急に出ていったと思ったら、急に帰ってくるし。
日ごとに言ってること変わるし。
気まぐれにも程がある！
けど、その気まぐれには理由があるらしいので。
君がわたしの短気に付き合ってくれてる間は、わたしも君の気まぐれに付き合ってあげるしかないんだよね…
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「しょうがないなぁ！」
そういうことにしといてあげる！と、形の良い唇に口付けた。
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気まぐれにも程がある！ー끝ー
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2022.02.27.
テンさん생축！
2019年、エリではないのにスパエムに猛反対し。
ボカラ、ベクしかおらんが大丈夫か？と一丁前に心配もしてみたのですが。
あのグループがなければ、テンさんの魅力にどハマりすることもなかったので、今では大感謝しています。
ちったぽん最高！
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作者名：mawol | 作成日時：2022年2月17日 2時
