The Earth's Final Confession (ページ14)

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最終章~奇跡、偶然、そして別れ…~ ページ14

Aside

誰もいない、真っ暗な枯れた世界。
そこに私は一人、立っていた…

　《少女よ、悪戯の、私の授けた【個性】の意味は分かったかね？》

　『…ごめんなさい、分かりません…』

　《悪戯の意味、それはな…お主達二人が幸せになってくれる、それを願っての悪戯だったんじゃよ》

　『そう…だったんですか…でも、私は幸せにはなれなかった…もちろん消太も…』

《Aよ…》

　『あの！【個性】の解き方ってありますか？』

　《【個性】を解く方法…一応２つあるぞ。》

　『そ、それは！！』

　《但し、【個性】を解いた瞬間、お主は光の粒となって消えてしまうぞ。》

　『それは分かってる。だって私は、この時代の人じゃないから。』

　《…分かった｡まず１つ目は“彼と両思いになる事”。彼の口から“好き”という言葉を伝えてもらうこと。》

　『彼…消太の口から…』

　《もう一つは((『待って！』！》

　『今回だけ、今回で終わりにするから。私も彼に気持ち、伝えてないし。だから、私が気持ちを伝えたらもう消してくれていいから。もし、消太から気持ちが聞けたら嬉しいし、聞けなかったら、それはそれでいいの。だから、The motherの力で強制的に呪いを、【個性】を解いて。お願い。』

　《…二つ目は、私が強制的に【個性】を解くというものだったんじゃ。……本当に良いんじゃな？》

　『うん。今日中に解いてね。』

　《分かったよ。…あぁ時間じゃ。…行っておいで。最期の１日だよ。》

　『うん、行ってくる。ありがとう、The mother。』