大丈夫…。〈緑〉-two-

Episode 56 ページ6

中間side


ｶﾁｬ…


倉木「みなさん、お疲れ様です。」


入ってきたのは倉木さんだった。


倉木「やっぱり倒れてしまいましたか。」


倉木さんは神ちゃんを見ると、元々知っていたかのように呟いた。


重岡「やっぱり…？」


倉木「神山さん、朝から体調悪くて僕止めてたんですけど、やるって聞かなくて…。」


重岡「そやったんか…」


しげが神ちゃんの髪を撫でる。


中間「ほんま、無理してほしくないんやけどな…」


すると、神ちゃんがゆっくり目を覚ました。


神山「…。」


しげの腕の中で周りの様子を見る神ちゃんの目はどんどん恐怖に染まっていく。


神山「はぁ…はぁ…はぁはぁ…はぁｯ」


神ちゃんの呼吸が少しずつ乱れていく。


しげはそんな神ちゃんを落ち着かせるように抱きしめる力を強くした。


しげの腕の中でぐったりしていた神ちゃんはしげに抱きついて…


神山「はぁはぁｯ…たす、けてｯおとん！」


と言った。


JW−神山「「「えｯ…」」」


皆神ちゃんの言葉に固まった。


倉木「神山さんっ！」


倉木さんの怒ったような焦ったような大きな声に小さな体がﾋﾞｸﾝｯと跳ねる。


神山「ぁ…ｯご…ごめんっしげ…ｯ。」


状況を理解した神ちゃんがしげから逃げるように体を離す。


その顔は恐怖や焦りで染まっていた。


倉木「…神山さん、今日はもう家に帰りましょう。」


そう言って倉木さんは、神ちゃんの荷物をまとめると


倉木「みなさん、お疲れ様でした！」


と、神ちゃんを連れてそそくさと出てしまった。


残された俺らは、神ちゃんがものすごく心配だった。



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テスト終わりました！

多分、結果は今までより酷い気がする…苦笑

取り敢えず、これから少しずつ更新頑張っていきます！

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