大丈夫…。〈緑〉-two-

Episode 89 ページ39

父side


ﾄﾞｽｯ ﾄﾞｽｯ ﾊﾞｼﾝｯ


神山「ｶﾊｯ…ﾋｭｯﾋｭｰｯ…ﾊｧｯﾊｧ…」


もう何も抵抗出来ずに俺に殴られ続ける智洋。


頬を赤く腫らせ、服はよれ血が滲み体の全体重が掛かっている手首に手錠が食い込み


手は血の気が感じられないほど白くなっていた。


気を失いかけている智洋。


俺は一発腹に拳をいれると智洋の手錠を外した。


自分の体の支えがなくなった智洋は床に崩れ落ちる。


神山「ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｹﾞﾎｯ…ﾋｭｰﾋｭｰｯ」


なんとか意識を保っている智洋は、必死に息をしようと肩で深呼吸をしている。


俺はそんな生きるのに精一杯になってる智洋の顎を掴み


酸素の道を閉ざすようにその唇を奪った。


神山「んぅｯ!!ｯ〜」


苦しそうに俺を離そうとする智洋にだんだん深いキスをしていく。


神山「んぅっ…んぁｯ…んｯ」


するとすぐに酸欠や今までの体力の消耗で智洋は全身に力が入らなくなってきた。


俺は口を離すともう自力で動くことが出来ない智洋に吊るさないタイプの手錠をかけた。


智洋はなんとか意識を保てている状態で


少しでも目を逸らしたら気を失ってしまいそうだ。


俺はそんな智洋を抱えると目的の部屋へ向かった。

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