大丈夫…。〈緑〉-two-

Episode 54 ページ4

重岡side


神ちゃんに抱きつくといつもより高い体温が伝わってきた。


重岡「神ちゃん、熱あるやろ？」


神ちゃんの熱でうるんだ瞳に問いかけると、


神山「しげ…」


弱々しい声で俺の名前が呼ばれた。


神ちゃんは俺に助けを求めるように手を伸ばしてきた。


しかし…


神山「ｯ…!!」


苦しそうに顔を歪めると耳を塞ぎだした。


重岡「神ちゃん？」


俺が心配して肩に手を当てると、


神山「ｯいやだっ!!」


手を振り払われた。


中間「どした？」


神ちゃんの様子に他のメンバーも気づき出す。


重岡「分からんねん汗いきなりｯ… 神山「あ”ぁ”ぁぁｯ!!」」


重岡「うわっ」


神ちゃんの前に立っていた俺は押し倒された。


神山「やだっやだっやだっ…ﾊｧﾊｧﾊｧ、ゃめてっ…」


神ちゃんは何かに取り憑かれたように暴れ回る。


桐山「もんちｯ！」 藤井「神ちゃんｯ！」


照史と流星がそんな神ちゃんを必死に取り押さえる。


神山「やめてっ…ﾊｧﾊｧｯ…う”ぅっ…」


重岡「神ちゃんっ！」


俺もすぐに立ち上がると神ちゃんに駆け寄った。


神山「っ…ごめん、なさいｯ(泣)」ﾌﾗｯ


俺が駆け寄ると、神ちゃんの体が俺の方へ倒れ込んできた。


その体は、さっきよりも熱くなっている気がした。



⇢⇠⇠⇢⇠⇢⇠⇠⇢⇢⇠⇠⇢⇢⇠⇠⇢⇢⇠⇠⇢

2週間も更新しなくてすみません汗

みなさんのお陰で続編までいけました！

もうすぐ期末テストがあるので

また、更新を止めてしまうかもしれませんが

空いた時間を見つけたら更新出来るよう頑張ります！

よろしくお願いします！

Episode 55→←Episode 53

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す