38 ページ38
乾いた笑いを飛ばしながら、何かの資料を片手に高圧的な態度の男性。
UDIの方…なんだよね？
三「中堂さん。言葉に気を付けて下さい。」
中「事実を言ったまでだ。ロクな捜査もしないで無差別だと決めつけているあたりな。」
伊「…中堂？」
藍さんがそう呟くのが聞こえたので、ふとそちらを見ると…なんだか少し殺気立っているような雰囲気。
伊「あんた、中堂サンって言うんだ？」
中「だったらなんだ。」
伊「一度会って見たかったんだよねぇ〜連続殺人オ、タ、ク。」
中「あ？」
ピリッと空気が凍りついたのを感じた瞬間、一未が勢いよく藍さんを引っ張り自分の背中に回した。
志「すみませんウチの駄犬が。」
三「いえこちらこそあの人ホンット感じ悪い人で…大変申し訳ないです…」
一未とミコトさんがお互いペコペコと頭を下げあう。
何か以前にあったのだろうか…あんな藍さん見たことなかったし。
志「伊吹。」
伊「…ごめん志摩。反省してる。」
志「ならいい。」
『…ま、警察が無能なのかどうかは置いておいて。実際私も無差別と決めつけるのは早いと思います。もう少し被害者の女性達の共通点を探してみても。』
私がそう言うと一未も納得したように小さく頷き、「俺たちはそっちを調べてみるよ。」と言った。
佐「あの…鑑定書自分も見たいのですが。」
三「もちろんです。久部君、お願いしてもいい？」
久「はい！」
久部さんに連れられて奥の応接室に消えていく佐々木くん。
そのタイミングで一未が私の横にそっと近づき、小声で話しかけてきた。
志「佐々木の様子はどうだ？」
『うん…やっぱりなんか隠しているように見えるね。』
志「やはりそうか…念のため過去の被害者女性と佐々木の関係も調べておくよ。」
『ありがとう。私は引き続き彼のこと見ておくから。』
志「頼んだ。」
東「ねぇ、なんかお二人ただの同僚にしては距離近くない？」
『うわぁ！？ビックリした…』
背後からの突然の声にビックリして振り向くと、首を傾げながら私たちを見つめている東海林さんがそこにはいた。
志「ちょっと大事な話をしていただけなので。」
東「なるほどそうなんですね〜…あ、志摩さんもしよかったら連絡先とか…」
三「ハイ東海林そういうのはまた今度〜」
東「えーちょっとミコト〜！」
『はは〜……危なかった…』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 243人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ハノン(プロフ) - はじめまして！とっても素敵な作品ですね！404とその仲間たち()とキャッキャウフフでとっても好きです！投稿頑張ってください！応援してます！ (7月15日 8時) (
レス) id: 88afc3cfcb (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - ななせさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです…！放送から一年経ってもまだまだ自分と同じファンの方がいてこちらも嬉しくなりました♪とても楽しく書かせて頂いてるので今くらいのペースで更新していければと思っています。これからもよろしくお願いします♪ (2021年8月22日 10時) (レス) id: d7545da616 (このIDを非表示/違反報告)
ななせ(プロフ) - はじめまして！とても楽しくて読みやすいお話で、いつも更新楽しみにしています！放送から1年経っても404とキャッキャウフフできるなんて…！これからもご自身のペースで、無理なく更新していただけたら嬉しいです♪ (2021年8月21日 23時) (レス) id: d2aff83b67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 琴さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて凄く嬉しいですー！リアルが忙しくなったら約束はできませんが、なるべく間開けないように更新頑張りますね。とても励みになります♪ (2021年8月17日 7時) (レス) id: d7545da616 (このIDを非表示/違反報告)
琴(プロフ) - 初コメ失礼します。この作品を毎日楽しみに仕事を頑張っています！すっごく大好きな作品です！これからも体調に気を付けて投稿頑張って下さい、これからも楽しみにしています！ (2021年8月16日 18時) (レス) id: acd88fef7a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ゆう | 作成日時：2021年8月8日 21時
