98話 ページ2
目を覚ますと、
私は自分の部屋のベッドに横になっていた。
私はいつの間に寝てしまっていたみたい。
シャワーを浴びて、濡れた髪をタオルで拭きながら広間に行くと、ちょうどクリントがいたので、クリントの側に行き、
『おはようクリント、
昨日はごめんなさい。私いつの間に寝てて……』
と謝罪をする。
「A、おはよう。ちょうど起こしに行こうかと思っていたところだ。
いいんだ。気にするな。
それより、腕は大丈夫か??」
と私の頭をタオルの上からくしゃくしゃとする。
『ええ、大丈夫。』と私が答えると、
「ほんとに?」と私の後ろにピエトロが現れる。
『おはようピエトロ、本当に大丈夫よ。』
「そっか、
Aはいつも平気とか大丈夫って言うからわかんないんだよね。
本当に辛い時はちゃんと言って?」
ピエトロは私をソファに座らせてくれ、私がピエトロと話している間にクリントがストロー付きのコーヒーを入れてくれた。
2人は普段は少しぴりぴりしているけど、こう言う時は息がぴったりでなんだか少しおかしく思ってしまう。
「みんなに見せたいものがある。」
トニーは突然大きな声でそう言って部屋に入ってきて、私へケースを渡した。
そこにいたみんなは私の周りに集まった。
なぜだかトニーの目の下にはくっきりと濃いクマができている。
ケースを開けると、中に入っていたのは…
戦闘用のスーツ。
以前パーティの時に貰ったものを改良したのだろう。
『これを徹夜で……?』
「そこは気にしないでくれ。」
とトニーは眉を下げて笑って見せた。
ナターシャが、
「そういえば、Aが戦闘用のスーツを着ている所、見たことがないわ。」と言う。
『ええ、着る機会がなくて。』と答えると、
ワンダが目をキラキラと輝かせて
「A、そのスーツ着てみてよ!」
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太郎 - 更新楽しみにしています (2019年6月18日 1時) (レス) id: 15ed4f4dec (このIDを非表示/違反報告)
アダ子 - 面白かったです!更新頑張ってください!あと、無理なら大丈夫なんですがソーとの絡みも見たいです! (2019年5月12日 9時) (レス) id: 392992cf49 (このIDを非表示/違反報告)
名無し9253号(プロフ) - 更新待ってます (2019年5月11日 17時) (レス) id: aecb058d52 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 最高の作品です!更新楽しみに待ってます!! (2019年2月4日 23時) (レス) id: 911ee47c82 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅるむ(プロフ) - 更新待ってます、、 アベンジャーズの小説少ないのでこういうの読めてほんと嬉しいです( ; ; ) (2018年12月13日 4時) (レス) id: 1d3274300d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:じぇら | 作成日時:2017年2月15日 19時