【アタボイ】巡り巡り出会ったこの音を聞く全てが「」(続き) ページ5
いつかお前にバレるのかな。いや、密かに願ってしまっているそんな日はきっと来ない。
俺は心のないはずのお前に救われているいままでの何十人の一人。
アタリの赤とVoidollの青で重なって、俺たちの音で世界が溢れていくようだ。
この人生を巡り巡り出会った同じ音を聞く全てが「_________。」
ある日、Voidollが重いエラーをおこした。
原因は俺。なぜかは知らないが。
直しかたを知っているのも俺だけ。いくらテスラたちでもわからないだろう。
だから、直しにかかる。アタリが原因ならやることは一つ。…十文字アタリのデータを全て消去することだ。
俺は、悲しい気持ちもあれば、またやり直すだけ。という安易な気持ちもあった。
そして作業に取りかかる。…が、手が進まない。悲しさが勝ってしまったのだろうか。
Voidoll『ア…タリ…サ…ン…』
アタリ「Voidoll！？」
今、俺は博士の服なのに…いや、Voidollからはそんなことわからないだろう。
Voidoll『…貴方ノ記憶ハ忘レタクナインデス…アタリサン……ニナッタハカ…セ…ッ。』
博士…？嘘だろ…？
Voidoll『…気ヅイテイマシタ…アタリサンハ”博士”ダト言ウコト。デモ、黙ッテタンデス。…オ帰リナサイ。博士。』
涙が頬を伝う。
俺が作ったロボットは俺が思っていたより、完璧で感情を持っていて…優しかった。
アタリ「ありがとう…ありがとう…」
Voidoll『ホラ、泣イテルジャナイデスカ。…これからは博士としても仲良くしましょう、アタリサン。』
一瞬、Voidollの声が人間の声になった気がした。それに…温かかった。
Voidoll『私、ヤット博士ガ言ッテイタ”温カイ”ト言ウコトガワカリマシタ。』
俺の、昨日までの偽りが崩れて、アタリの声が”博士”の声になる。
…ありがとう。神様。
[これが、人とロボットの、長い時を経て、やっと全てが繋がった秘密のお話。]
アタボイのNo titleを書き終わって。→←【アタボイ】僕が君に歌、唄うから。(続き)
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愛里(プロフ) - マルリリで〇〇しないと出れない部屋とかして欲しいです。 (2018年10月3日 1時) (
レス) id: 95c5af7e07 (このIDを非表示/違反報告)
舞華(プロフ) - 眼鏡。さん» 本当に遅れて申し訳ありません…！ はい！書かせていただきます！ (2018年3月8日 19時) (レス) id: b2fc3ffc07 (このIDを非表示/違反報告)
眼鏡。(プロフ) - リクエストって良いですか？アダマリの秘密の恋人みたいな雰囲気のを…！！突然すみませんm(_ _)m (2018年1月20日 3時) (レス) id: 0e24f7fe4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞華 | 作成日時：2017年10月21日 12時
