著作権、俺にあり。【完結】

勘【TH】 ページ28

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一足お先にユンギヒョンの探しものを見つけた









開かれたドアの外から様子をうかがうと



少しお疲れのようでソファーにぐったりと腰掛ける愛らしい姿が目に入る









久しぶりだね！とか




いったいどこにいたの？とか




おかえり、とか









なんて声をかけようかなと

部屋の外で悩んでいると









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『ユンギさん


ユンギさん不足で私死んじゃうかも』









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はっきり聞こえたその言葉









ほらやっぱり









Aちゃんもヒョンとおんなじ









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俺の大好きなふたりがすれ違ってて



とってももどかしくなって









「早く会いに行け！」って









踏み出しかけた足は



廊下の奥から俺を呼んだマネヒョンの方に吸い取られてしまった









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しばらくマネヒョンと話をしていると









ふと目をやった部屋の中から数人の女の子たちがでてきたのが見えた



真ん中の方にはAちゃんもいて









最初は何とも思わなかった



友達同士でお話でもしていたんだろうって



離れていくAちゃんをなんとなく見ていると









次第に胸がざわつき始めた



遠目だから表情も分からないし



言い争ってるわけでもないのに



嫌な予感がしてたまらなかった









M「おーい、聞いてるか？」



「マネヒョン、行かなきゃ…」



M「は？行くってどこに…って

おい！」









すぐ戻れよ！というマネヒョンの声を後ろに聞きながら


俺は見えなくなった彼女たちを追った





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