所有【YG】 ページ22
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「はい?」
W「だからですね、約束守れないって言われてショックを受けたのは事実なんですけど、オンニが作った曲をオンニが歌うのは、よくよく考えたら普通というか、なんなら聞きたくてたまらないなって思ったんです」
興奮気味に話すウォニョンさん
W「それよりも、Aオンニって口を開けば、音楽かユンギ先輩のことばっかりだし、暇さえあればユンギ先輩の作業室に籠って会えないし…あ、もちろんそこがいいところでもあるんですよ?!でもね、私だってもっとたくさんAオンニと一緒に居たいし、たくさんお話だってしたいんです!」
「はあ…」
W「それでつい、ズルい、大っ嫌いって言っちゃったんです」
シュンと効果音が聞こえそうなほど、凹んでいる様子
W「なのに、オンニは今日も私の心配をしてくれて
自分の方が辛そうだったのに…」
彼女があいつを傷つけてまで曲を獲りに来るとは考えられない
「それで、レコーディングに来た理由は?
確か、あいつに頼まれたって言ってたよね」
W「はい
あ、でも直接オンニに頼まれたんじゃなくて
チェウォンさんが、オンニがどうしてもレコーディングを代わってほしいって、昨日けんかして顔合わせづらいから伝言でって」
ああ、なるほど
元凶はそっちか
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W「ユンギ先輩、ごめんなさい
私がオンニとちゃんと話していれば良かったのに…」
「いや、あいつを突き放してしまったのは、俺の未熟さのせいで、君のせいじゃない
話してくれてありがとう」
そういうと、彼女は肩の荷が下りたようで、とても柔らかい表情になった
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W「ユンギ先輩ってクールなイメージだったけど
実際はとっても優しくて感情的な人ですね」
そんなことを言われるけど
「自分ではわからん」
W「あと、とっても独占欲が強いです」
「いや、ないな」
W「なら、オンニを返してください」
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「悪いけど、
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それはできない」
W「ふふ、ほらね!」
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音楽を通してあいつを育ててきたのは俺だ
曲を作るときのように大切に大切に
あいつの秘めた才能も
曲を作るときの楽しそうで真剣な顔も、寝顔すら誰にも見られないように
あいつの著作者は俺
だから誰にもやらない。
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マウム(プロフ) - みーさん» お返事が遅くなり申し訳ございません。コメントありがとうございます!大変嬉しく励みになります!ユンギさんがお好きな方に大好きと言っていただけて感無量です!とても安心しました^^この後もユンギさんとあたたかく見守っていただけると幸いです! (2020年5月16日 15時) (レス) id: 3dd42fe154 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - うち間違えしました、すみません。いつも楽しみにしてます。でした。 (2020年5月12日 20時) (レス) id: be93945979 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - この作品大好きです、更新いつも楽し間にしてます!ユンギペンなので嬉しいです! (2020年5月12日 20時) (レス) id: be93945979 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マウム | 作成日時:2020年5月4日 23時