ハリーポッターと人間失格 (ページ4)

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荷物をまとめ終わり玄関へ戻る

「お待たせしました」

「いえそれほど待ってはないですよ。
さて、まずは入学に必要な物を買いに行きましょう。さ、私の手を掴んで。」

「えっと、こうで大丈夫ですか？」

「はい、大丈夫です」

すると時空が回ったように風景が歪む。

くるくると回転するような浮遊感が暫くすると治まり目を開けるとそこはもといた場所とは全く違う薄暗く余り広くはないが、居心地の良さそうな場所だった。
パブ〘漏れ鍋〙

「ミスター・レイモンド、お久しぶりです」

「トムさんお久しぶりです」

カウンターにいたしわくちゃの腰の曲った店主のトムが声を掛けルイは笑顔で返す

「今日はどうされました？」

「今年の入学の子のために必要な物を買いに来たんです」

「おおそれはそれは…気をつけてな」

「はい、ありがとうございます」

暫く歩いてレンガの壁の前に立ち決まられた順にレンガを叩くとレンガが動き出し風情のある街━ダイアゴン横丁