白ギツネさんと【宮侑】 (ページ5)

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白ギツネさんとページ5

「ば、、バカとは失礼やな！って、、
白い、、、しかもキツネさんやんけ､､､､､」

『アンタが視えとったあの黒いモヤ､､､､､どうした？』

「ま、まさか！あの白ギツネさんか！」

『まぁまぁそうじゃけど､､､､､』

「なぁ！お話しようや！」

『いやっちゃ』

「ええ、、、ええやろ？視えててまともに話せたん
白ギツネさんだけやし、、」

『いやっちゃ』

「そこをどうか！この通り！」

　流石に綺麗な土下座をされては幾ら
人の話を遮ってでも帰る主義であった白ギツネでも
押されてしまう

『なら、、このお盆休み
山口の湯田で私を見つけてっちゃ
そしたらお話してあげる』

「隠れん坊やな！ええで！俺そう言うの好きやねん！」

　宮侑にとって白ギツネとは
不思議で有り
そして優しい妖さんである

『見つけたら、なんでも一つ願い叶えてあげる』

「ヤッタァ！優しいんやな！白ギツネさんは！」