白ギツネさんと【宮侑】 (ページ4)

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おバカさんページ4

「なんでや！お前も視えとるはずや！
なんでそないな事言うんや！」

「視え、、、何が？」

　侑は今までバレーに熱中しすぎてたり
人と少しズレているため治が化け物視えてないことに気づいていなかったのだ

「は、はぁ？ほ、ほら！あそこにおるやろ黒いモヤが！」

「だから！なんや！その黒いモヤと視えとるって言うんは！」

嘘や、、視えてたのは俺だけか？
俺がおかしいんか？

「アンタら！ちったぁ静かにしい！近所迷惑やで！」

「な、なぁ！か、母さんあそこにおる黒いモヤ視えるか？」

「はぁ？なんも無いで？黒いモヤも」

　やっと彼は気づいたんだ
自分は普通では無い事に
自分が視えてはいけないモノが視えてる事に

「すまん。俺の気のせいや。なんでも無い」

「ならええけど」

「おやすみ」

　彼ら侑と治の部屋は暗くなった
だがまだ黒いモヤが気になる侑は
ふと窓を見る
次の瞬間

『見てはいけないっちゃ』

「おわっ！なんや！目の前が､､､､､」

『しぃ〜』

なんかわからんけど
とりあえず目の前は見えんからええけど
黙ればええんやな？

『もういいっちゃ。おバカさん』