153.約束と報告 ページ6
「今日はとても良い日だ！」
私を抱き締めたまま杏寿郎さんが嬉しそうに声を弾ませる。
私も「はい。とても」なんて頷くと、杏寿郎さんが少し体を放して私を見た。
「Aとの約束を果たせることもそうだが、実はもう一つ叶えた約束があるんだ」
「もう一つ？」と首を傾げる私に杏寿郎さんが続ける。
「昔、母上と約束したんだ。父上のような立派な炎柱になると」
その言葉に幼い頃の記憶が浮かんでくる。
およそ一年ほど前に思い出したその記憶の中にいる美しい人を思い浮かべた。
「瑠火さんと……」
「弱き人を助けることは強く生まれた者の責務だとよく話していた」
「それが杏寿郎さんの戦う理由なんですね」
「そうだ！」
「では、瑠火さんに杏寿郎さんが柱になったこと、きちんとご報告しないといけませんね」
「！」
私の言葉に彼が驚いた顔を見せる。
「そうだな！では、今から墓参りに行こう！！」
「え！？今からですか！？」
今度は私が驚く番だった。
「君を妻として向かえることも早く報告したい！」
「…！！」
妻…………
その言葉に、顔が一気に熱くなる。
「ま、まだ気が早いですよ！約束しただけで祝言のこと何も決めていないのに……！」
「では、直ぐに決めよう！ふむ。何時が良いだろうか！しかし、早いに越したことはないな！」
「…。」
杏寿郎さんの中で話がどんどん進んでいく。
人の話を聞かない人だ。
なんて少し呆れるけれど、彼らしくもある。
「杏寿郎さん、少し落ち着いて下さい」
ぽんぽんっと肩を叩いて声をかける。
けれどその足は既に行動に移ろうとしていて、折れるのは私の方となった。
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義勇と杏寿郎推し - 杏大丈夫か？心配だ！まさか杏鬼に襲われたのか？杏〜〜〜〜！ (2021年5月3日 10時) (
レス) id: 4609b567d2 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - 鮭大根食べたい･････。ムフフしたい･････。ないからさつまいもで我慢した！わっしょい！ (2021年4月8日 17時) (レス) id: 4609b567d2 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» こんばんは(^^)なるほど、今度はアオイちゃんですかね。 (2021年4月7日 20時) (レス) id: 3e917b4f85 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - あら！正解です！簡単でしたね！ 月のものが来てなかったらもしかしたら･････妊婦しているのかもしれないので蝶屋敷に来てくださいね！誰だしょう？しのぶさんじゃありません！蝶屋敷の誰です！答えはコメントで！ (2021年4月7日 9時) (レス) id: 4609b567d2 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» こんばんは(^^)ふむふむ。しのぶさん、ですかね？ (2021年4月6日 18時) (レス) id: 3e917b4f85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見 | 作成日時：2021年3月14日 8時
