178.久しぶりの訪問者 ページ31
「蜜璃ちゃん！いらっしゃい！伊黒さんもお久しぶりです」
じりじりと日差しが照りつけるようになってきた頃、久しぶりの来客があった。
「わぁ〜！杏ちゃんが大きくなってる！可愛い〜！キュンキュンしちゃうわ！」
杏を抱きながら玄関まで出迎えると、彼女が目をキラキラと輝かせて覗き込んできた。
「産まれたときに一度来てくれた以来だものね」
にこっと微笑んでいると、廊下の奥から鍛練中だった杏寿郎さんもやって来る。
「甘露寺！と、伊黒か！呼んでいない日に来るとは珍しいな！」
「甘露寺が寄りたいと言ったからな」
杏が産まれる前、伊黒さんは過去にも二度ほど、煉獄家を訪ねて来てくれたことがある。
どちらも鬼殺隊での任務の打ち合わせだったけれど、杏寿郎さんとは昔から付き合いがあるらしい。
返事はぶっきらぼうだけれど、仲は良いようで前回来てくれたときは夜遅くまで二人は話していた。
「杏寿郎さんから聞いたのだけれど、蜜璃ちゃんも伊黒さんも柱になったんですよね？二人ともおめでとうございます！」
居間に案内して、お茶を出した私は二人に笑顔を向ける。
久しぶりに会えたからなのか、無性に嬉しい。
「えぇ！そうなの！といっても、私はつい最近なったばかりだから…恥ずかしいのだけれど」
えへへと、蜜璃ちゃんが照れ臭そうに笑う。
「あうー！」
隣に座らせていた筈の杏がいつの間にか、ハイハイで机の下を潜って蜜璃ちゃんの膝にたどり着いていたらしい。
「あら？杏ちゃんこんにちはー」
一生懸命手足を動かして彼女の膝の上に座ろうとしている。
「あ、ごめんなさい。ハイハイが出きるようになってから、家中をあちこちに移動するようになって、少し目を離すとこうなの」
「良いのよ！今日はAさんと杏ちゃんに会いに来たんだもの！」
蜜璃ちゃんは嬉しそうに私に笑いかけると、また視線を膝元に戻した。
「杏ちゃんいらっしゃい！」
彼女が杏を抱き上げて膝の上に座らせる。
「ねぇ、伊黒さん見て！ほっぺが物凄くぷにぷにしているわ！」
「あぁ」
返事をした伊黒さんが彼女と共に杏を覗き込んでいると、伊黒さんの連れている白蛇の鏑丸くんもにょろっと出てきて、興味深そうに杏を覗き込んだ。
伊黒さんの隣に座る蜜璃ちゃんは何時もよりにこにこしているし、輝いて見える。
これはもしかして………？
「二人とも、よかったら夕餉食べて行って」
そんな予感が頭を過って、気が付いたらそう口にしていた。
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義勇と杏寿郎推し - 杏大丈夫か？心配だ！まさか杏鬼に襲われたのか？杏〜〜〜〜！ (2021年5月3日 10時) (
レス) id: 4609b567d2 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - 鮭大根食べたい･････。ムフフしたい･････。ないからさつまいもで我慢した！わっしょい！ (2021年4月8日 17時) (レス) id: 4609b567d2 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» こんばんは(^^)なるほど、今度はアオイちゃんですかね。 (2021年4月7日 20時) (レス) id: 3e917b4f85 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - あら！正解です！簡単でしたね！ 月のものが来てなかったらもしかしたら･････妊婦しているのかもしれないので蝶屋敷に来てくださいね！誰だしょう？しのぶさんじゃありません！蝶屋敷の誰です！答えはコメントで！ (2021年4月7日 9時) (レス) id: 4609b567d2 (このIDを非表示/違反報告)
月見(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» こんばんは(^^)ふむふむ。しのぶさん、ですかね？ (2021年4月6日 18時) (レス) id: 3e917b4f85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月見 | 作成日時：2021年3月14日 8時
