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story332 松城 ページ18

澪「しゅ…や……」



修哉「何があったんだよ」



澪「わかんない…」



修哉「それじゃ、わかんねぇだろ



それより、病院に行かないと…」



澪「ポートマフィアが病院とか、或る意味問題…」



修哉「じゃあ、どうすんだよ」



澪「病院には連れてく



財閥の力で何とか偽名とかでどうしてみせる」



修哉「スクーターか?」



澪「車の方が楽だろ




飛ばして行ってくる」



敷地内にあるひとつの車



使えるものは使う



エンジンをかけて、担いでいた有沙を無造作に乗せた



修哉「俺はどうすれば…」



澪「風邪をひかないように風呂入って店を守ってて


もしも、旁が来たら死なない程度に潰せ…」



有沙「別に、病院なんて…いいの、に……」


澪「黙れ…




これ以上、頭に余計な情報はいれたくない」


修哉「気をつけて」



澪「………うん」




アクセルを踏んで、発進した車は速度規定を破った




速度規定がなんだよ




何が起きた





こんなに、頭が回らなくなるものなのか




さっきいた『僕』は誰________




……………



いつの間にか手術室の前で腰を下ろしていた




自分の洋服は雨で濡れて少しだけ血がついていた




鉄の臭いはしない




…きっと、鼻が鈍ってるのだろう




嗚呼、頭が回らない




家に引き篭もりたい




アニメを見たい




死神と犯罪のない世界を実現しようとする某アニメを見たい




誘き出す方法なんて、きっと思いつきはしない




この現状の打開策なんてありゃしない




手術中のランプが消えて、医師とかたくさんの人が出てきた




有沙はベットで寝ていた



「無事、手術は成功しましたが…




あと数センチズレていたら、致命傷となっていたでしょう」



澪「そうですか…」




医師に頭を下げて、先に運ばれた有沙の病室に向かって入った




ICUが正常に動いて、一定のリズムで音が鳴っていた




澪「死なないでよね…」




床に腰を下ろし、7色に輝くスマホ画面をただただじっと見ていた

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 文スト , 最強コンビ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:松城美樹 x他1人 | 作者ホームページ:https://twitter.com/matsushiro_m  
作成日時:2018年3月17日 23時

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