この世界は不条理で。53 ページ7
暫くして、いつもの場所に顔を出すと皆ご飯を食べていた
…時々思うけど、一般人より健康的な生活してない？？？
あれ、ここ『敵』の組織だよね…;;
トガちゃんと『問題児』がここに来てから、数日経った
来てわかったのは、めっちゃ気まずいってことだ((
まあ、食事くらい静かに食べたいけどね
目の前に広がる食事に少しずつ手をつける
黒霧「言われた時間に起こしに行ってもらいましたが…」
A「色々なことを見越して決めたから、別に問題はない
それよりさ、黒霧…」
プチトマトをフォークでぶっ刺して、淡々と言った
A「ご飯、食べ終わったらさ
とある病院に行きたいんだけど」
黒霧「しかし、今の時間帯は病院はやっていないと思いますけど…」
A「確かに、まだ気管はやらかしているけど…
診察してもらいに行く訳じゃないから」
トガ「誰かに会いに行く、とかですか？」
A「…いや、ただ置きに行きたいだけ
手紙を」
？「そいつ、だめっていうだろ」
A「そんなの、知ってるし…
この『問題児』」
？「…お前は、いつになったら名前で呼んでくれるんだ？」
A「気が向いたらね、『問題児』」
『問題児』というのは、『荼毘』と通している青年
火傷痕が体の至る場所にあり、僕と同じ青い炎を出せる
ステインの意志だか何だかを全うするのだとか…
興味ないけどね((
弔「…好きにしろ」
A「どうせ、また心配なんでしょ？
同じ茶番して、いい加減飽きてきた」
黒霧「………何か、吹っ切れましたか？」
A「うん
これを病院のとある個室に置いて来れば、私情が何もかも事が済む」
トガ「誰に会いに行くのか、気になりますｯ」
荼毘「止めとけ
コイツ、キレるぞ
『あの時』みたいに」
トガ「私、あの時はビックリしました…」
そりゃ、キレるでしょ
初対面で弔も弔だけど、皆してたかが『合わない』からって潰そうとするんだよ？
止めるよね、そりゃ
それに、弔にまた怪我されてもこっちが困るもんさ…
殺気出るに決まってるじゃんか
A「…でも、あれはお前らが悪い」
トガ「スミマセン…」
A「謝ってほしいって言った訳じゃないんだけどな…」
最近の子はわからないなぁ……((
不意に弔の顔を見ると、思わずじっと見た
唐突に思ったのは、『わからない』という事実だった
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ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - ステイン様の小説も書いて欲しいです (2018年8月19日 19時) (
レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
松城美樹＠ねむちん(プロフ) - 漬け抹茶さん» コメントありがとうございます!少し読みやすさなど気にしていたので、意見が聞けて嬉しかったです。これからも、この小説をよろしくお願いします!!! (2018年8月13日 21時) (レス) id: a7834a998d (このIDを非表示/違反報告)
漬け抹茶(プロフ) - すごく面白くて読みやすいです！更新楽しみにしてます！ (2018年8月13日 19時) (レス) id: 64a5f6a1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松城美樹 | 作者ホームページ：https://twitter.com/matsushiro_m
作成日時：2018年8月4日 22時
