この世界は不条理で。71 ページ28
＿＿＿＿＿＿＿＿翌朝
気分はいつもより良くもなければ、悪くもない
それより、いつもより起きる時間が遅れたのだ
いくら、昨晩が昨晩だからとは言っても
生活習慣が乱れて、体調を崩すのは僕としても避けたいところだった
「おはよ、A」
僕の部屋にいたのは、弔で気づくなり近くに来た
顔を近づけてくる弔に反射的に顔面を鷲掴みをする
「…ｯ何すんだ、」
A「ダメだよ、『トガちゃん』
僕で遊んじゃ…」
トガ「…バレちゃいましたか」
『つまんないです』と言って、彼女は変身を解いた
トガ「…いつ、わかったんですか？」
そう問いかけられ、僕は『雰囲気』と答えた
A「本当は起こしに来たんだろうけど、
もし、弔の格好でイタズラしたいなら、
強引にやらなきゃ、弔じゃないもの
…弔は、拒否っても身勝手だから必ずしにくるもの」
トガ「……Aちゃんって、Ｍなんですか？」
A「多分だけど＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」
……………
トガ「…弔くん、愛されてますね」
弔「いきなり、なんだ…」
Aを起こしに行ったトガが帰って来るなり喋りかけてきた
トガ「この前、弔くんから血をちょぴっとだけ頂いたんですけど…」
弔「………俺、許可してねぇぞ」
トガ「弔くんの格好で、起こしに行ったんですよ
…そして、ちゅーしようとしたんですけど」
弔「おい、何してやがる
俺の格好で」
トガ「何故かすぐにバレちゃって、怒られたんですよ」
しょぼんとするトガ
……それより、
弔「Aは？」
トガ「まだ、話の続きですｯ！！！！
Aちゃんは、『強引じゃないと弔じゃない』って！
だから、私
『Ｍなんですか』って言ったんですよ
そしたら、
『多分だけど、好きな人が相手だとそうなる＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿」
A「余計なことを言わないで、トガちゃん！！！？」
着衣を乱れさせながら現れたAの姿に一瞬だけ時が止まったような気がした
爆豪「女のくせに、そんなに服を乱れさせて
『襲ってください』
って言っているようなものだろ
バカか」
弔「それは、俺も同感だよ
爆豪勝己くん」
そう言うと、彼は舌打ちをした
A「だって、僕を襲ったやつ
全員、死刑にしてくれるでしょ？
弔が」
………いや、彼女を襲う奴を死刑にしないで何をしろと
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ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - ステイン様の小説も書いて欲しいです (2018年8月19日 19時) (
レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
松城美樹＠ねむちん(プロフ) - 漬け抹茶さん» コメントありがとうございます!少し読みやすさなど気にしていたので、意見が聞けて嬉しかったです。これからも、この小説をよろしくお願いします!!! (2018年8月13日 21時) (レス) id: a7834a998d (このIDを非表示/違反報告)
漬け抹茶(プロフ) - すごく面白くて読みやすいです！更新楽しみにしてます！ (2018年8月13日 19時) (レス) id: 64a5f6a1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松城美樹 | 作者ホームページ：https://twitter.com/matsushiro_m
作成日時：2018年8月4日 22時
