この世界は不条理で。69 ページ26
A「いらっしゃいませ」
営業スマイルと共に迎えた客は既に顔を赤くしたジジイ
酔ってるだろ…
とか、思いつつ『注文が決まりましたらお呼びください』と言った
わぁ、健気ｪ…
あの『問題児』の代わりに店番務めてる
わぁ、健気ｪ…((二回目
「ギムレット1つ」
A「お酒以外で」
「…はぁ？」
作れるわけないでしょ、未成年が((
「…じゃあ、おつまみAセット」
A「それって、何」
「…はぁ！？」
ただ単に面倒だから作りたくないだけなんだけどね…((
「……じゃあさ、何ならしてくれるの？」
A「何もする気ない」
「それはないでしょ…」
そう言った酔っぱらったジジイは、カウンターから身を乗り出して僕の腕を掴んで引っ張った
A「ちょっ…！」
「それより、嬢ちゃん
可愛いねぇ」
舌をペロッと出した気持ち悪さと『何か』で身体が硬直する
近付いてくるジジイの顔に息を吸うことさえ忘れた
A「……ｯ！」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ダメだ、回避する術がない
そう頭で過ぎった瞬間だった
弔「コイツに触んな…
粉々にするぞ」
荼毘「燃やされたいか、オ客サン」
トガ「Aちゃんに触らないでください
…じゃないと、刺しますよ？」
いつの間にか、ジジイを囲んでいる三人
後ろから黒霧が現れて、安堵したのか息を吸うことができた
A「…ｯﾊ」
黒霧「帰って来るの遅くなって申し訳ありません
怪我はありませんか？」
その問いかけに頷くと、『なら、よかったです』と返してくれた
トガ「ていうか、荼毘クンだったよね
店番」
弔「おい、ふざけんな
余計な虫がつくだろ
ちゃんと、役割りを果たせ」
荼毘「お前はやんねぇくせに言ってんな、気色わりィ」
黒霧「喧嘩はやめてください！」
弔「それもそうか…
で、どうする
コイツ」
荼毘「死刑だろ」
トガ「ですよね」
弔「…じゃあ、満場一致だな」
「ﾋｯ…
勘弁してくれ……！
俺だって、敵だぞ！？」
弔「敵だろうが何だろうが、知らねぇ奴が此奴に触るなんざ
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ご法度だ」
次の瞬間、瑠璃色が舞い踊った
気が抜けて床へと座る
………嗚呼、怖かったんだ
それを知ったのは、久しぶりで＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
A「＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿ｯ」
とてつもなく、気分が悪くなって吐いた
この世界は不条理で。70→←Happy Halloween？→3
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ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - ステイン様の小説も書いて欲しいです (2018年8月19日 19時) (
レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
松城美樹＠ねむちん(プロフ) - 漬け抹茶さん» コメントありがとうございます!少し読みやすさなど気にしていたので、意見が聞けて嬉しかったです。これからも、この小説をよろしくお願いします!!! (2018年8月13日 21時) (レス) id: a7834a998d (このIDを非表示/違反報告)
漬け抹茶(プロフ) - すごく面白くて読みやすいです！更新楽しみにしてます！ (2018年8月13日 19時) (レス) id: 64a5f6a1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松城美樹 | 作者ホームページ：https://twitter.com/matsushiro_m
作成日時：2018年8月4日 22時
