この世界は不条理で。56 ページ10
バスの中はうるさかった
今は、休憩所についたところだ
すると、地面が盛り上がり崖下へと突き落とされる
プロヒーローと名乗る『プッシーキャッツ』は此処を
『魔獣の森』と言った
彼女たちは、施設の場所まで3時間と言った
そして、目の前に広がったのは…
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿魔獣
土型の魔獣は、僕たちを見るなり攻撃をしようとしてきた
無駄な戦闘は、体力の無駄
体力が削れれば、地に還りかねない
A「…逃げの一手」
緑谷「"霊園"さん…！？」
魔獣のいる先が施設の場所ならば、迷わず潰す
生きるためなら、どんな手でも………
ポケットから警棒を取り出し、伸ばし個性を発生させる
警棒に熱を帯びさせて、構える
初めての行為だけど、それなりに成功させて色々な武器を特注しないとな…
魔獣に向かって振りかざすと同時に、個性の強さを一気に上げる
魔獣を倒したと同時に、温風が広がった
有精卵には興味ない
早くこの面倒なことを辞めたいがために、森の中を独走し始めた
後ろでは、色々言っているみたいだけど耳を貸すことはしない
弱いのが悪い…
実力不足なんだよ、どいつもこいつも
迫りくる魔獣を避けつつ、施設へと全力疾走した
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ﾋﾟｸｼｰ「…まだ、3時間経っていないよね？」
ﾏﾝﾀﾞﾚｲ「えぇ…」
ﾋﾟｸｼｰ「一人、もうすぐ着くよ」
その言葉に、俺は視線を地面から上へと戻した
すると出てきたのは、息切れのしていない"霊園"
出していた警棒を縮め、ポケットへとしまった
ﾏﾝﾀﾞﾚｲ「随分と早かったね」
A「逃げられる魔獣は逃げて、無理だったのは潰しただけ
時間的に上々だと思うけど」
ﾋﾟｸｼｰ「いい身体能力しているじゃない」
A「…それは、」
言葉にしようと口を開けたが、霊園は口を閉じた
ﾏﾝﾀﾞﾚｲ「もしあれだったら、夕飯の仕込み
手伝ってくれない？
きっと、イレイザーの生徒は夕飯頃に着くと思うから」
A「別に、良いですけど…」
何処か魂が抜けているように見えた
自信を喪失したようなコイツの姿に思わず、
『敵ではないのかもしれない』と思い始めた
だが、マンダレイの言っていた3時間とは彼女たちが此処に着くまでの時間だろう
霊園は3時間を切った
………まぐれか？
そう思って霊園を見ると、何かに対する憎悪が一瞬見えた気がした
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ミリイ(灰崎信者)(プロフ) - ステイン様の小説も書いて欲しいです (2018年8月19日 19時) (
レス) id: 99fc6b4eef (このIDを非表示/違反報告)
松城美樹＠ねむちん(プロフ) - 漬け抹茶さん» コメントありがとうございます!少し読みやすさなど気にしていたので、意見が聞けて嬉しかったです。これからも、この小説をよろしくお願いします!!! (2018年8月13日 21時) (レス) id: a7834a998d (このIDを非表示/違反報告)
漬け抹茶(プロフ) - すごく面白くて読みやすいです！更新楽しみにしてます！ (2018年8月13日 19時) (レス) id: 64a5f6a1e6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松城美樹 | 作者ホームページ：https://twitter.com/matsushiro_m
作成日時：2018年8月4日 22時
