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第1話*Satoru Side ページ1




いや、どうしてこうなった


どう考えても、意味がわからない
…事の発端は、今朝の話だ


先生がいきなり入ってきた途端に、
"この子を保護しろ"と先生に云われ、
渡された写真と地図

写っていたのは、ガキの女の子の姿
6歳あたりの、本当にガキ

…何故、ガキを保護しなきゃいけない


そんな俺を見越してか、
同期である夏油傑が
"この子が呪霊に襲われてるか何かですか"と訊ねた


その返答を俺はテキトーに聞いていたから、
忘れちったけど、
どうやらこの写真は約10年前の写真らしい
そんな昔の写真を渡されたって、探すのが面倒だ


しかも、時間指定付きと来たもんだ
どうやら、出現する時間帯は、
"昼から夕方"にかけてらしい


傑「見つかればいいのだけど…」


片手に飲み物の缶を持ちつつ、
傑が云った


悟「見つかる訳ねぇだろ…
つーか、本当にいる訳?
被害がある訳?

てか、硝子だけ別任務かよ
意味わかんねぇ〜」



傑「甚だ疑問なのだけど、
君は何で私たちの下の名前で呼んでるんだい?
まだ会って間もないのに…」


悟「不満かよ」


傑「いや、ただ単に気になっただけさ」


いや、そんな興味なさげに
"気になりました"と云われても、
説得力の欠片もねぇよ


青く広がっている空を眺めていれば、
目の前を通っていった人影


傑「…………呪霊、憑いてるね」


悟「…つーか、アイツ、
写真のガキじゃね?」



いや、"ガキ"という言葉は相応しくない
それなりに、知性を持ち合わせたような容姿だ



傑「確かに、髪の色は黒に近い茶色だし、
目の色も赤だ」


悟「とりあえず、つけてみるか」


俺たちは、自然に尾行を始めた
入って行った店は、
普通に国内に普及しているドーナツ店だった

ただただ彼女は、
ドーナツを取っては、レジまで行き、
店員さんと話していた


傑「…まさかとは思うけど、
それ、全部一人で食べるとか言わないよね?」



悟「いや、食うけど」


トレイに乗せた6個のドーナツを見て、
心底、"あり得ない"と顔で主張する傑

レジ前まで持って行っては、
店内で食べることを伝えては、
ドリンクを頼めば、横入りして来た傑が、
"珈琲を1つ"と云っては、店の奥へと行ってしまった



…………はっ、俺が奢るのかよ()

第2話→



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乙女パンだちゃん(プロフ) - おもしろいですね!続きが楽しみです。更新頑張ってくださいっ (2022年1月24日 16時) (レス) @page17 id: ca5fe3dbdc (このIDを非表示/違反報告)
松城美樹(プロフ) - プスメラウィッチさん» 先程のレスの続きではありますが、五条がオチにせよ、他のキャラがオチにせよ、面白くぶっ飛んだものにしたいと考えていますので、良かったらこのまま引き続きご愛読頂ければと思います。 (2021年5月14日 12時) (レス) id: 0f631438f7 (このIDを非表示/違反報告)
松城美樹(プロフ) - プスメラウィッチさん» コメント、並びに応援ありがとうございます。申し訳ございませんが、オチについては、公表は控えさせていただくのと、リクエストは今は受け付けておりませんので、対応することができません。 (2021年5月14日 12時) (レス) id: 0f631438f7 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラウィッチ - 初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願い出来ますか?続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年5月10日 14時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:松城美樹 | 作者ホームページ:https://twitter.com/matsushiro_m  
作成日時:2021年1月1日 0時

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