【MHA】価値観の相違は必然的で (ページ13)

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人生という道とは。12 ページ13

水樹は涙を流した

なんで水樹は涙を流すの？なにか悲しいことがあった？無理やり雄英なんてゴミみたいな場所に入れられたの？

なら、助けなきゃ

藍「どうして涙を流すの？悲しいの？僕が助けてあげるよ？」

水樹の涙を親指で拭うと手を掴まれた

水樹「ごめん、助けてあげられなくてこっちに戻ってきてよ…」

助けてあげられなくて？ごめん？

なんで水樹が謝るの？謝るんだとすれば僕を見捨てた大人達だよ

やっぱりこんな場所に優しい水樹を置いてなんておけない

藍「何も悪くないよ水樹は、悪いのは僕を見捨てたヒーローでしょ？」

助けてあげなきゃこんな場所から

確かに敵のしてることはいけない事

でも、ヒーローだってそうでしょ？

敵を倒して金と名声を手に入れる

残った人のココロは救ってくれない

だったら僕は、僕のココロを救ってくれた敵にいる

敵によってココロを救われてる人はいるんだ

僕はポケットから1つの種を取り出す

そしてその種を身体に捩じ込む

藍「…"発芽"」

私の声と同時に大きな茨の蔦が私の腕から現れる

そして先生と呼ばれていた人に間髪入れずに攻撃する

藍「あぁ、掠れただけか…」

水樹「やめて！藍！」

なんで止めるの？そんなにここに居たいの？

現実を見てよ、現実はこんなにも非常なんだよ？

誰も僕を助けてくれない

じっと水樹を見ていると蔦が消えた

あぁ、イレイザーヘッドなのか

実物みたの初めてだ

藍「イレイザーヘッドかぁ、仕方ないなぁ…」

水樹に掴まれていた手を離し逆に掴む

ちょうど黒霧が生徒達をバラバラにするためにゲートを出す

藍「少し、お話しよ」

水樹「え!?ちょっ…!」

手を引っ張りゲートの中に入る

僕がヒーローの現実を見せてあげる

だから、こっちに来てよ水樹