この世界は不条理で。8 ページ9
……
いつの間にか寝ていたらしい
暗闇の中でパソコンが煌びやかに部屋を照らしていた
起き上がると毛布がヒラッと落ちていった
弔「やっと起きたか…」
パソコン専用の椅子にもたれ掛かる弔の姿
顔が合わせづらく、毛布を再び顔まで被る
弔「A」
その言葉をスルーする
話す気は無い
逆に八つ当たりをしてしまった黒霧に謝りたいくらいだ
ふとベッドが軋む
頭に何かを乗せられ、後に手で撫でられていることに気がついた
A「何なの…
意味わかんない……」
弔「さっきは、言いすぎた…
ごめん、A」
A「別にいいし…
てか、何でいる訳」
弔「『ご飯だ』って、黒霧に伝言を頼まれた
けど、お前が寝てたから起きるまで待ってたんだよ
それより、お前
腑に落ちてねぇだろ」
A「…いや、僕も言いすぎたなって
あと、何か申し訳なくてさ」
弔「何も言わないからな…」
不服なのは、どっちだよ…
A「あのさ、僕はヒーローになりたくないし
嫌いだから
大っ嫌い！
光にいるよりも、明らかにこっちにいた方が楽だし
弔や黒霧、勿論先生もそう…
皆に会えて良かったと思う
ヒーローなんかに屈したりしない
ヒーローを潰すんだ」
少し間を置いて返ってきた反応…
弔「…いきなりどうした」
毛布から顔を出し、起き上がる
A「毛布ありがとね、弔」
弔のふわふわの髪の毛を撫でると、手を払われた
『行くぞ』と言われ、後を着いていく
すると、いつもの場所に食事が置いてあった
黒霧「とっくにできあがってしまい、冷たく＿＿＿＿＿」
A「別に良いよ、黒霧
それより、さっきは八つ当たりしてゴメンね」
『いただきます』
そう言って、食事を摂る
冷たくても美味しいし、温かい方がもっと美味しい
A「そうだ
後で報告するから、出掛けないで
あ、せめて2時間後までにはここにいて
まぁ、大した情報じゃないけど」
黙々とご飯を食べ進め、今日のことを軽く頭で整理をしておいた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 379人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「ヒロアカ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
松城美樹(プロフ) - んさん» コメントありがとうございます！小説を読み進めていただければ、わかると思いますが、女の子です(笑)確かに、書き始めた時は違和感ありましたが、彼女の感情に合わせて一人称を変えたりしています。続きを読んでいただけますと、有難いです。 (2021年3月23日 22時) (
レス) id: 0f631438f7 (このIDを非表示/違反報告)
ん - ヒロインは実は男の子なのですか？一人称が僕って違和感ありまくりで、、 (2021年3月23日 1時) (レス) id: 0324f0d530 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロアカ大好き少女 - おもしろいです。更新がんばってください。 (2019年7月30日 0時) (レス) id: 1858e0714a (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - トレスってのは一応記載しといた方がいいかもしれません(￣▽￣;) (2018年6月24日 19時) (レス) id: 7e5974592d (このIDを非表示/違反報告)
松城美樹＠休業中(仮)(プロフ) - 辣市さん» ご指摘ありがとうございます！後ほど、修正いたします (2018年5月26日 18時) (レス) id: 10854ade76 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：松城美樹 | 作者ホームページ：https://twitter.com/matsushiro_m
作成日時：2018年5月16日 0時
