この世界は不条理で。18 ページ19
………
何故、あの時
先生の言葉に返事ができなかったのか…
答えは一向に見つかりそうになかった
水面に反射して自分の顔が映る
…いつもより酷い顔
思わず、水面を叩くと音を立ててお湯が飛び跳ねた
わからない…
次、どう作戦を立てる…？
A組の成長は尋常じゃない気がする…
弔「おい、生きてるか」
入浴場と脱衣所の間の仕切りをドンドンと叩く弔
A「生きてるけど、どうかした？」
弔「…いや、いつもより遅いから気になっただけだ」
A「Doubt
その言葉は偽りだよ、弔
今、ものすごく自分自身に腹を立てているから
はっきり喋って欲しいんだよね…」
弔「…怒るなよ？」
A「善処する」
弔「俺がお前に客人だと言って送ったあのガキと話してただろ？」
A「うん、そーだね」
弔「ここに帰ってきた時、既にお前の様子がおかしかった」
A「それで、生きてるかって言ったのね」
……簡単に見破られるか
10年以上もの付き合いだ
そりゃ、当たり前か
弔「話なら、聞いてあげてもいい」
A「…あのさ、客人って言われた奴
轟焦凍は僕の双子の兄で、
エンデヴァーは僕のお父さんなんだ
一応…」
弔「だから、強かったり個性が＿＿＿＿＿＿＿＿」
A「一緒にしないで！！！」
思わず大きな声が出る
自分でもビックリするくらい
弔「…話していて、戻りたくなったとか抜かす気か？」
A「正直言うと、揺れた…
けど、弔が黒霧が傷つけられてるの見て腹が立った
何が正しいのか、わからない…
次、どんな作戦を立てればいいのかわかんなくなっちゃった……」
…ヤバい、泣きそうだ
目尻が熱くなってきて、自然と嗚咽が漏れ始める
A「…ｯ、ﾊｯ……」
呼吸を整えようとするほど、息が吸えない
待って、苦しい…！
呼吸か思うように出来ない
弔「…A？」
A「だい、じょｯ…！」
湯船から出ようと立ち上がろうとすると、
力が抜けて湯船に逆戻りをして上半身が湯船に浸かる
＿＿＿＿＿＿＿＿バチが当たったか
お湯に抗う力も残ってなく、意識を手放した。
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松城美樹(プロフ) - んさん» コメントありがとうございます！小説を読み進めていただければ、わかると思いますが、女の子です(笑)確かに、書き始めた時は違和感ありましたが、彼女の感情に合わせて一人称を変えたりしています。続きを読んでいただけますと、有難いです。 (2021年3月23日 22時) (
レス) id: 0f631438f7 (このIDを非表示/違反報告)
ん - ヒロインは実は男の子なのですか？一人称が僕って違和感ありまくりで、、 (2021年3月23日 1時) (レス) id: 0324f0d530 (このIDを非表示/違反報告)
ヒロアカ大好き少女 - おもしろいです。更新がんばってください。 (2019年7月30日 0時) (レス) id: 1858e0714a (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - トレスってのは一応記載しといた方がいいかもしれません(￣▽￣;) (2018年6月24日 19時) (レス) id: 7e5974592d (このIDを非表示/違反報告)
松城美樹＠休業中(仮)(プロフ) - 辣市さん» ご指摘ありがとうございます！後ほど、修正いたします (2018年5月26日 18時) (レス) id: 10854ade76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松城美樹 | 作者ホームページ：https://twitter.com/matsushiro_m
作成日時：2018年5月16日 0時
