【MHA】楽しき日和、虚偽の心情[完結] (ページ6)

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限度6 ページ6

＿＿＿＿＿＿＿＿＿昼休み

「あの、哀川さん…

少し、時間いいかな？」

A「お昼、食べ逃したくないのでご遠慮ください」

教室の前に出来た十数人の列

なんで、時間を取らなあかんの？って話しやん？？？

「あの、哀川さん…！！！」

相澤「ご飯食いに行かないのか？」

山田「そこ、空気読めよ

消太」

そう言って、廊下へと出てってしまう

「お話だけでも聞いてくれると＿＿＿＿＿＿」

A「ごめん、一緒に食べる約束してるから行かなきゃ」

そう言って、2人の背中を目指して小走りしていった

………

A「なんでさ、よりにもよって昼休みに呼び出そうとするわけ？

皆、馬鹿なの？

私はお昼を食べたいの」

カツ丼を頬張りながら、愚痴り始めた

相澤「確かに、奴らは不合理の極みだ…

時間は有限だというのに……」

山田「全然わかってねぇな！」

身を乗り出すひざしに、思わず消太まで驚いた

山田「皆、お前に告白しに来てんの!!!」

大声で騒ぐものだから、他の生徒たちがこちらに視線が必然と向く

相澤「鼓膜を2度破るつもりか？」

山田「だって、そうだろ！？

彼氏作るチャンスだって!!!」

A「彼氏ってさ…

その人と居て、楽しくて楽で重くない愛がいい」

山田「……彼氏がいた時あったとか？」

A「お試し期間って言うのを設けただけ

まあ、皆

愛が重すぎてフッたけど」

相澤「だけど、Aの言うことは一理ある

一緒にいた方が楽なヤツがいいと俺も思う」

山田「お前ら、ドライだなｯ!!」

なんで、お前が怒ってんの？

訳わかんない

「あの…」

A「…なんですか？」

「付き合ってくださいｯ！！！」

…なんと、ド直球な((

隣にいる消太も目の前にいるひざしも箸が止まった

「あの、お試し期間で試してくれて構わないんで…」

A「盗み聞きしたいほど付き合いたい？」

「そりゃ、貴女は高嶺の花だから…！！！」

高校生でデビュー(仮)した私が高嶺の花？

…ﾊｯ、ありえないね((

A「まずさ、盗み聞きしたいほどに、

付き合いたいんでしょ…？

さっきの私の言葉も聞いてたんじゃないの？

私は愛が重いのが嫌い

盗み聞きして、『お試し期間させろ』…？

それ、既に重いわ

トンだよ、ｔ」

山田「お前とA似てないか？」

相澤「…気のせいだろ」