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しばらく病気の屋上のベンチに座っていた。
そろそろもどらなきゃいけないのはわかってるんだけど
なかなか戻れない。
怖いんだ。
分かんないんだ。
どういう顔で会ったらいいのか。
あの時の私のことを聡君はどうおもっているのか。
・
でもどこか会いたいと思ってる自分がいる。
なに？この気持ち。
分からない。
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「Aーちゃん。」
振り向かなくたって分かる声。
聞きたかった声。
『聡君…』
聡「帰ろっ？」
私を呼ぶ声。
ふわっと笑う顔。
私に帰ろうと言った時にコテっとかしげた首。
ひとつひとつの動作に胸がきゅーっと締め付けられる。
美勇人に相談してみよう。
『うん。帰ろっ』
この気持ちは何？って
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作者名：くるくるみんと | 作成日時：2016年7月12日 18時
