アイドルな君と病気の私。 (ページ19)

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『んぅーっとぉー』

望「あ！起きた！！」

『なんだまだ明るいやん』

聡「えっ…」

望「…

Aー！またちょっとしか寝てないっておもってんねやろー！

もう１日寝てたで？？笑」

『えっ…』

最近なかったのに……

『あーほんまー？笑

久しぶりにやっちゃったわー笑

ごめんー！

最近寝不足やってん笑』

望は多分私が暗くならないように無理して明るくしてる。

それに合わせるように自分もバレないように無理をする。

『あ、聡君もおはよう！』

聡「…あ！おはようAちゃん！…」

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なんだか元気がなさそう。

これも私のせいなんだろうか。

望「じゃあAも起きたことやし！俺行くで！」

『おん！ありがとな！』

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望がでていってしばらくすると

聡「Aちゃん……

あのさ…」

『ん？どうしたの？』

松「Aちゃんはいつからここにいるの？」

あ、そっか。自分のこと話してなかったもんね。

『多分2歳ぐらいかな。

私さ。親に捨てられたの。

病気のある子なんて育てられない。育てたくないって。

漫画みたいに置き手紙と一緒に道端に置かれてったの。

ひどいよね笑責任感まったくなし。笑

幼かったのにいまでも覚えてる。

そんな時に淳太くんのお父さんが拾ってくれた。

そっからずっと見てもらってる。』

聡「病名とかは…？」

『心臓病。』

聡「えっ……？」

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