アイドルな君と病気の私。 (ページ15)

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美「またかんがえてたんでしょー。」

『やっぱ顔に出てたのかー…。』

実は１回美勇人の話を聞いていた時に泣いてしまったことがある。

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美「この前ね！顕嵐がちょーおっちょこちょいな事してて！
もーほんとおもしろかっ……たって

どーしたの！！」

『え……？』

美「泣いてる…」

そう。泣いてしまっていた。

美「そっか……俺がこんな話しちゃったから…？」

『ううん…！違うの…話聞いてるの楽しいから…

でも少し羨ましいな…なんて考えちゃって…』

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なんて事があって

多分もう分かるのだろう。

美「俺も先生達も分かるんだよ。溜め込んじゃダメ。」

『っ……ごめん……』

また泣いてしまった。

美勇人には迷惑かけてばかりだ……

美「迷惑だなんておもってない。

もっと頼っていいんだよ？

俺でもいいし。しげちゃんでもいいし

神山君、淳太君、照史君、はまちゃん、流星君

のんちゃんでもいい。」

美「きっと聡ちゃんでも大丈夫。」

"きっと聡ちゃんでも大丈夫"

なんだかその言葉に救われた気がした。

でももしまた泣いてしまって

めんどくさいなんて思われたら。

またこんなことを考えてしまう。

こんな自分が嫌になる。

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