6話 再会 ページ7
Asid
軽食を食べ終わり日が少しオレンジ色に染まる頃わたしたちは店から出る準備をしていた
｢さ、思い出話もこの辺にしてホテルに行くか｣
『うん、そろそろみんなも自由にしてあげたいしね』
自分のバックに入ったモンスターボールに視線を向け一撫ですれば席を立つ
『お父さん、わたし出すよ』
｢いや、先に外に出てなさい、女性に財布を出させるなんてダサいことさせないでくれよ｣
割り勘にさえさせてくれない父に困った顔をすれば背中を軽く押され"ありがとう"とお礼を言えば一足先に外に出る
『ん…？』
少し離れたところにスマホロトムを持って立っている人影を見つけ、あまり良くない目を凝らして見れば向こうもこちらに気づいたのかヒラヒラと軽く手を振って歩いてくる
『ん……、ん？！』
距離が縮まれば相手が誰なのかくらい嫌でも気づく
｢久しぶりだな、A｣
『き、キバナ…さん…』
呼び捨てにしてフレンドリーに接してくれる彼とは違いぎこちなくなんとも言えない様子で対応してしまう。
｢Aおまたせ、、、おぉ！｣
｢お久しぶりですお父さん｣
｢キバナくんじゃないか！｣
｢いやー偶然ですね、｣
『…(いやいや偶然なんて絶対うそ、スマホロトム片手に出待ちしてましたよねキバナさん)』
なんて久々に会った近所のお兄さんに言えるわけもなくつい黙って地面を見つめてしまう。
｢どうしたA、キバナくんだぞ｣
『あ、あはは、ずっと会ってなかったからどう接していいのか…それに、あのキバナお兄ちゃんがジムリーダーなんて実感わかなくって…』
微妙な空気が流れた頃わたしのモンスターボールから1匹のポケモンが飛び出す
『シャワーズ？！』
｢しゃうっ｣
｢おっ、と｣
｢ははっ、シャワーズはキバナくんのこと覚えてるみたいだな｣
｢お前あの時のイーブイか、シャワーズになったんだな！｣
キバナさんの胸に飛び込んだシャワーズをあの頃と変わらない人懐っこい笑顔で撫でる彼を見ればなんだか少し安心する。
｢ガラルにはいつまでいるんですか？｣
｢長くて1週間くらいだな、なぁA｣
『うん、それくらいかな、お父さんも仕事あるでしょ？』
｢んじゃあ、明日ガラルの案内しましょうか？｣
｢おぉ！そりゃ助かる｣
『うん、あ、でもファンの子たちとか…』
｢決まりな、んじゃあ明日の10時頃ホテルに迎えに行きますね｣
わたしの言葉を遮れば連絡先を交換してそう約束した
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ROM-ロム-(プロフ) - キバナ推しには最高ですわ…あなたが神ですか()素敵な小説、ありがとうございます！更新、頑張ってください！ (2022年2月18日 18時) (
レス) @page26 id: 9ff21fafd2 (このIDを非表示/違反報告)
りーいか - キバナ好きには、たまんない！すごい好きやわまじで！更新待ってます！無理せず頑張ってください！ (2020年11月24日 21時) (レス) id: 5ed0e12fec (このIDを非表示/違反報告)
まつりちゃん(プロフ) - 月巳 椿さん» わぁぁぁなんと嬉しいお言葉...！最近サボり気味なので頑張って更新します！コメントはすっごい励みになるので嬉しいです！無理のない程度に頑張ります！ (2020年2月10日 21時) (レス) id: dd3c456777 (このIDを非表示/違反報告)
月巳 椿 - もうキバナさんが好きなのに、この小説でより好きになりました！無理せず頑張ってください！！ (2020年2月10日 17時) (レス) id: 4804da1457 (このIDを非表示/違反報告)
まつりちゃん(プロフ) - 松野かほさん» 待たせてしまって申し訳ない.......()これからも妄想全開で頑張ります、これからもよろしくお願いします！ (2020年1月6日 0時) (レス) id: 3241b0dcf5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつりちゃん | 作成日時：2019年12月22日 5時
