第8話 ページ10
Aは頭を抱えながら部屋をうろうろしていた
突然部屋の扉が開いた
A「っ！？」
佐疫「A！大丈夫？さっき凄い音が聞こえたんだけど」
A「大丈夫です。なんでもありません」
斬島「そうか。で、亡者は？」
A「すみません。途中まで追っていたのですが見失ってしまいました」
斬島と佐疫と会話をしている間にも声は聞こえてきた
？「ﾜﾙｸﾅｲ･･･ﾜﾀｼﾊﾜﾙｸﾅｲ･･･ｿﾉﾋﾄﾀﾁﾓ･･･ﾜﾀｼﾄｱﾅﾀｦﾜﾙﾓﾉｱﾂｶｲ･････ｼﾃｸﾙｶﾓｼﾚﾅｲ･･･
ｵﾈｶﾞｲ･･･ﾀﾞｼﾃ･･･ｺｺｶﾗﾀﾞｼﾃｸﾚﾚﾊﾞ･･･ﾓｳ･･･ｾﾒﾗﾚﾙｺﾄﾅﾝﾃ･･･ﾅｸﾅﾙｶﾓｼﾚﾅｲﾖ?｣
佐疫「どうしたの？少し顔色が悪いように見えるけど。やっぱり何かあったの？」
A「なんでもありません」
二人と顔を合わせないようにしながら急ぎ足で理科室から出る
佐疫「えっ！？ちょっとA待ってよ」
佐疫が引き留めるのも聞かずAは左の方へ走って行った
佐疫「どうしたんだろ。様子がおかしい」
斬島「確かにそうだな。いつもならあんな風に逃げるようにはしないからな」
佐疫「やっぱり何かあったのかな？」
斬島「そうかもしれんな」
三階に着いたAはトイレのすぐ横の教室の前のところで息を切らしていた
A(おかしい…いつもならこれくらいの距離こんなに疲れることなんてなかったのに)
そう思っているAとは裏腹に徐々に疲労感は増してゆく
A(こんなところで休憩している場合じゃない…早く亡者を見つけないと…)
？「ﾀﾞｲｼﾞｮｳﾌﾞ?ｽｺﾞｸ･･･ﾂｶﾚﾃﾙﾖｳﾀﾞｹﾄﾞ｣
A「大丈夫です。お願いですから任務が終わるまで話しかけないでください」
？「ﾜｶｯﾀ･･･ﾃﾞﾓﾅﾆｶｱｯﾀﾗ･･･ｽｸﾞﾆｲｯﾃﾈ･･･････ﾅﾆｶﾁｶﾗﾆﾅﾚﾙｶﾓ･･ｼﾚﾅｲｶﾗ｣
そう言って声は聞こえなくなった
その途端斬島と佐疫が後ろから声をかけてきた
佐疫「良かった。ここにいたんだ。心配だから一緒に行こうと思って」
A「一緒に…ですか？」
佐疫「そうだよ。そっちの方がAに何かあったらすぐ対処できるからね
いいよね、斬島」
斬島「俺は構わん」
佐疫「そっか。じゃいこっか」
A「…………」
佐疫「？Aどうしたの？」
A「なんでもありません」
佐疫「そう。ならいいけど」
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- 恋愛運: ★★★☆☆
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狐の尻尾、蛙の舌(プロフ) - コメントありがとうございます！更新これからもがんばっていきます！！ (2016年12月6日 16時) (
レス) id: 473dab39fc (このIDを非表示/違反報告)
犬愛し隊長(プロフ) - コメント失礼します…この作品とっても面白いです!続きがとても気になります!!更新無理しない程度に頑張って下さい! (2016年12月3日 21時) (レス) id: 3ebca77054 (このIDを非表示/違反報告)
あや松 - ありがとございます！ (2016年6月20日 17時) (レス) id: 4b71230acd (このIDを非表示/違反報告)
狐の尻尾、蛙の舌(プロフ) - 「たぐいまれ」って読むよ (2016年6月19日 14時) (レス) id: 473dab39fc (このIDを非表示/違反報告)
あや松 - 類稀って何て読むの？ (2016年6月15日 22時) (レス) id: 4b71230acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐の尻尾、蛙の舌 | 作成日時：2016年4月11日 15時
