第４話 ページ6
今、Aはある人里離れた山の奥にある屋敷に潜む亡者を捉えるという任務を任され
その屋敷に向かっているところだ
しかし、彼女は一つこの任務に不満を抱えていた
それは、木舌と一緒に任務に向かわなければならないということだ
彼女は木舌が嫌いだ。何故なら彼ののんびりとした性格と争いを嫌うという点だ
彼は亡者と戦うということをあまりせず、説得という方法で亡者を捉えようとうする
そこが嫌いだ。亡者はすべて消さなければ、たとえ生者を殺そうが殺すまいが同じである
A「ここが、例の屋敷ですね」
そうこうしている間に屋敷に着いた、しかし屋敷の門は南京錠で閉ざされ開かない
木舌「あれ？あかないね。他に入れそうなところは…」
木舌が屋敷のまわりを見て回る
A(気に入らない。こういうところが嫌いだ)
そう思いながら八つ当たり半分で屋敷の門を壊す
木舌「あ、壊しちゃった？今他に入れそうなところ探してたのに…」
A「そんな悠長なことしている暇ありません
そんなことしている間に亡者が逃げてしまうかもしれません」
木舌「そうだね。次から気をつけるよ」
笑って謝る木舌を後目に屋敷の敷地内へ入る
手入れされていない屋敷の庭は腰まで届く雑草が生い茂っていた
ガサガサッ！
向かって左手の方で音がする 亡者だ
Aは素早く亡者の前に回り込み鎌で亡者を斬り裂く
亡者「ギヤァァァァァァァァ！！！」
亡者の悲痛な叫びが森の中にこだまする
木舌「あれ？もうやっつけちゃった？少しくらいは亡者の話を…」
木舌の言葉をさえぎってAが言う
A「亡者の話を聞く必要などありません
こいつらは生者を殺した、〈許されざる者には罰を〉これが獄卒の信念ですよね？」
木舌「そうだけど、でも…」
A「あなたのように甘い考えをしていると獄卒の名が廃ります
さぁ、早く帰って肋角さんに報告に行きましょう」
木舌「わかったよ」
木舌はしぶしぶ納得し足早に来た道を帰ってゆくAを追いかける
帰り道すがらAは木舌に対するいら立ちを感じていた
その時、屋敷の屋根の上で二人を見つめる謎の人(？)がいた
？「見つけた…。でも、今は会えなさそう…。でも、大丈夫だよ…いつか必ず…」
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狐の尻尾、蛙の舌(プロフ) - コメントありがとうございます！更新これからもがんばっていきます！！ (2016年12月6日 16時) (
レス) id: 473dab39fc (このIDを非表示/違反報告)
犬愛し隊長(プロフ) - コメント失礼します…この作品とっても面白いです!続きがとても気になります!!更新無理しない程度に頑張って下さい! (2016年12月3日 21時) (レス) id: 3ebca77054 (このIDを非表示/違反報告)
あや松 - ありがとございます！ (2016年6月20日 17時) (レス) id: 4b71230acd (このIDを非表示/違反報告)
狐の尻尾、蛙の舌(プロフ) - 「たぐいまれ」って読むよ (2016年6月19日 14時) (レス) id: 473dab39fc (このIDを非表示/違反報告)
あや松 - 類稀って何て読むの？ (2016年6月15日 22時) (レス) id: 4b71230acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐の尻尾、蛙の舌 | 作成日時：2016年4月11日 15時
