生贄のはずが妖かしの嫁に！？ (ページ22)

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22話　「開催まで後少し！」ページ22

次に私が起きたときにはイベントの準備は完璧に終わっていた。

満花「オモテさん。もう準備終わったんですか？」

オモテ「はい。姫様はゆっくりとできましたか？」

満花「えぇ。お陰様でゆっくりできたわ。夜月には感謝しなきゃね」

全体洗浄をしたのは秘密にしておこうかな…絶対に怒られそうだし心配されそうだね

オモテさんと一緒に話しながら会場の様子を見ていると…後ろから声をかけられた。

夜月「満花、もうゆっくり休めたのかい？」

陽光「けっこう早いが…まぁ元気そうだし大丈夫だろう。会場の準備もできたようだしな」

満花「もう大丈夫よ。それでそっちは？宣伝うまく行ったの？」

夜月「あぁ」陽光「うまく行ったぞ」

満花「そっか！良かった。後数日後だよね。今思えば急だったよね」

夜月「急でも楽しければそれでいいさ」

陽光「利益は俺達の方に来るからな。商売繁盛だ！」

…ここらへんで商売のこと考えるのはやっぱりお店の店長だよね。まぁ私は楽しめればいいや

夜月「おや？……満花。少しこちらに来てよ。他の皆は会場の様子とか見て回って」

陽光「わかった。オモテ、案内頼めるか？」
オモテ「かしこまりました。案内はお任せください」

満花「ちょと夜月何処に行くの？って私の部屋…」

夜月は私の部屋につくと机の前に座った。どうしたんだろう？

夜月「満花…全体洗浄を使ったね？しかもとても体力を使う方を」

バレた！？とりあえず…えっと(汗)

満花「えっと…ごめんなさい」

夜月「従業員たちに気を使ってくれたのは良いけど自分の体は大切にしてね」

満花「うん…ごめんね」

夜月「そんなに謝らなくてもいいよ。次からはしっかり休んでね」

夜月はそう言うと私の手を引いて屋台の方に戻ってきた。もう怒ってないみたい…

夜月「帰ったよ。もうそろそろ舞台発表の募集をかけたほうが良さそうだね」

満花「実力者の人達にも募集かけてみたら？大賑わいだと思うよ。有名人とか」

陽光「それ良いな！俺と夜月には色々と関わりのある奴らがいるからな」

夜月「僕達で話を通しておくよ。任せておいて！」

なんか皆楽しそうだし…イベントとか決めてよかったかも…

夜月「満花〜！屋台の試食会だよ〜一緒に行こうよ」

満花「今いくよ！」

陽光「慌てるんじゃねえぞ〜怪我したら困るからな」

満花「分かってるよ〜怪我なんかしなっ」

そう行った途端に私は石につまずいてこけた。

夜月は心配、陽光は爆笑…私はドジじゃないもん！