生贄のはずが妖かしの嫁に！？ (ページ13)

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13話　「夜月の仕事：前編」ページ13

よ〜し！夜月の仕事は全部把握してるから…後は言葉遣いかな？落ち着いた感じで…始めようか

オモテ「旦那様。今日は何をいたしましょうか？」

あっ…オモテさんだ。えっとオモテさんの今日の仕事は…陽光の接客か…

夜月(満花)「陽光の接客だよ。大変だけど頑張ってね。他の人はーーーー」

ふぅ〜ひと通り指示はできたかな？不審がられてもいないし。すると…

夜月「満花。少し良いかい？」
夜月は私の姿で話しかけてきた。…私の姿！？まぁいっか。今は私は夜月の姿だしね。

夜月(満花)「どうしたんだい？満花」
自分の名前で呼ぶのは少し恥ずかしいな。まぁ話を聞いてみよう。

満花(夜月)「陽光には気をつけてね。あいつには变化がばれるから。あまり近づかないように」
夜月(満花)「分かったよ。満花も気をつけてね。その姿は狙われるからね。」

夜月はクスクス笑って自分の部屋に戻っていった。自分の部屋って言っても私の部屋だけど…

えっと…次は店の確認？服がなくなってたりとかそういうのか！見て回ろうかな。
う〜ん。特にないかな。

次はお風呂！……シャンプーとリンスが無くなりそうだな。補充しておいてもらわなきゃ。
夜月(満花)「かな。シャンプーとリンスを補充してもらえるかな？」

かな「はい！かしこまりました。ご報告ありがとうございます旦那様」

はぁ疲れてきた…でもまだ仕事は終わってないし後少しだ！でもその前にご飯食べよっと。
…私の部屋に戻って夜月と食べようかな。夜叉丸にお願いしたらしてくれるかな？

夜月(満花)「夜叉丸。ご飯を2つ満花の部屋に持っていってくれないか？」
夜叉丸「……わかりました！持っていきますね旦那様」

めちゃくちゃ見られたけど何なんだろう？まぁいっか。私の部屋で待ってよ〜っと。
私の部屋の襖を上げると夜月が元の姿に戻っていた。…私も戻っておかないと変に思われるね。

夜月「満花仕事はどうだい？」
満花「大変だよ〜今はお昼休憩中！夜叉丸にお願いしたからご飯来ると思うよ」

そう話していると夜叉丸がご飯を持ってきてくれた。夜叉丸はなぜか安心したような顔をした。
夜叉丸「昼食でございます」

夜月「ありがとう」満花「どうしたの？夜叉丸」

夜叉丸「姫様。夜月様に变化する時は陽光様には気をつけてくださいね。バレます」
…夜叉丸にバレてる！？

満花「えっと…ごめんなさい。気をつけます」
夜月「ゴメンだけど頑張って…」満花「頑張るよ！」

ご飯を食べて仕事に戻った