生贄のはずが妖かしの嫁に！？ (ページ2)

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2話　「使用人」ページ2

ご飯を食べ終えるとオモテさんが来た。
オモテ「ご飯はお口に会いましたでしょうか？」
満花「美味しかったです！」オモテ「良かったです。料理人も喜びます」

オモテさんが行ってしまうと私は暇になった。ここの部屋見て回ろうかな。尻尾が大きすぎるよ…
豪華な宿？みたいな感じ、ていうか…服装が何か豪華……旦那様？と一緒の九尾…
すると人が入ってきた。人っていうか妖かしかな？オモテさんと一緒の女性だ。２人入ってきた

??「満花様、お着替えをいたしましょう」??「新しいお洋服ですよ。着替えましょう」
満花「え？あのっ誰？」 ??「私達は召使いです。旦那様が来られますので早くお着替えを」
着替えさせられた。旦那様が来る？少し怖いけどワクワクする。耳にも飾り付けられた。…邪魔

待っているとふすまが開いた。そこにはかっこいい九尾の男の子だった…男の子！？
??「やぁ満花、元気になったかい？」満花「えっと…男の子？」
??「姿をかえているだけだよ」そう言うと姿が変わった。満花「九尾だから？」

??「そうだよ、少し２人にしてくれるかな？」 ??「かしこまりました」
皆出て行っちゃった…ふたりきりは気まずい… ??「取り敢えず自己紹介するね。」
満花「あっはい」 ??「敬語はいらないよ。僕は夜月だよ。」

満花「何で助けてくれたの？」夜月「気まぐれだよ。僕の嫁になってくれないかな？」
満花「…急ですね。何で私なの？」夜月「前から僕は君は見ていたんだよ。知らないかな？」
そう言って部屋にある鏡を指さした。満花「鏡？」夜月「見てみなさい」

除いてみると…私がいた村が写っていた。満花「この村…あっ！もしかしてお狐様？」
私の村の神様とは神社のお狐様だった。私が落ちた井戸もその神社の井戸だった…まさか…
夜月「そうだよ。君は毎日参拝に来てくれていたし、お稲荷さんも持ってきていたでしょう？」

そうだった…皆に救われてから毎日神社にお参りに行ってたんだった…手作りのお稲荷さんも…
夜月「満花…君は勘違いをしているよ。あの村人達は君を利用していただけさ」利用？
満花「利用？助けてくれたし…」夜月「生贄として予備を育てていただけさ、愛されてもいない」

満花「そんな…」涙が出てしまった。愛されていると思って…役に立とうと頑張っていたのに
夜月「僕はそんなことしない、ここで生きないか？妖かしとして…絶対幸せにするよ」
満花「考えさせて…」夜月「そうか…ごめんね」