9話 白 ページ17
Aside
かほ「これが俺の昔話。どう？」
かほはどこかこちらを試すかのようににやっと笑い、顔を覗き込んでくる。
多分強がってはない。
｢それが私達を敵視する理由？｣
｢別に敵視はしてないんだけど…そうだね。同性が苦手なんだよ。｣
｢じゃあ大丈夫じゃん。私達性別ゴリラだから。｣
と、空が。
｢いや私以外はね。｣
｢……あぁそうか。Aの性別はAか。｣
と、ふゆが納得したように言う。
あんまりにも自然に言うから、思わず頷きかけた。
｢待って、何それ｣
｢知らなかったの？中学の時そう言われてたよ？｣
｢いや私はきちんとした女性です。ゴリラでも性別Aでもないですぅ。｣
頬をふくらませ、そっぽを向く。
｢類は友を呼ぶって言葉知ってるぅ？｣
と、ニヤニヤかほが言った。
｢いやいや……私は普通の常識人だよ。｣
｢聞きました奥様？どこからあの自信が……？｣
｢聞きましたわ奥様。お可哀想にね。｣
｢きっと現実が見えてないのね。｣
｢お？ん？喧嘩？喧嘩したいの？｣
拳で抵抗しちゃうよ？
と、握りこぶしを作って見せれば、全員ネタは知っているようだ。
かほちゃんこっち系の人か……心開いてくれれば仲良くなれそう。
と、安堵したところで予鈴がなった。
今日の授業はおしまい。寮に帰らなくてはならない
皆を見るとそれぞれなにか思うことがあるのだろう、神妙な顔で頷く。
そして屋上の重たい扉を開け、私達は一言も発さずに寮に帰った
ふゆside
私達は今、真剣勝負をしている。
見たこともないような真剣な顔で拳を温める者、精神統一をする者……
全「最初はグー…ジャンケンポイ！」
出された四本の手のうち3本がチョキで残りの１本がグー。
空「どりゃああぁああい！見たか！」
かほ「お前能力使ったな⁉」
ふゆ「は？使うの可能？まじ？使お」
『私達勝ち目がないじゃん…』
私達は
空が能力を使ったので私も使う。
パーとパー…被さってくれて良かった。
チョキをだし、勝つ。
向こうであいこを出し続けているふたりは放って、1番右の部屋に一生懸命荷物を運び込む空を眺めていた。
1番大部屋から離れた部屋。
じゃあ私はその隣。
じゃんけんで勝ったらしいAがホクホクした顔で私と空の間に荷物を運んでいく。
負けたかほはげっそりしていた。
部屋はこのようになった
かほ“A“ふゆ“空
不安だ。とっても
10話 かほ(とっとと更新したい。楽しい(笑))→←8話3 かほ
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松野かほ(プロフ) - 暇人。さん» かほ、ふゆ編ですから今…wこれが終わった後夢ちゃん、空編に入りますねっ！ﾄﾞﾔｧ← (2019年1月17日 20時) (
レス) id: 45fd1e6358 (このIDを非表示/違反報告)
暇人。 - アンチってわけじゃないんですけど…かほちゃんがこのお話の中心なんですかね、夢主ちゃんがそこまででて居ないような… (2019年1月17日 17時) (レス) id: feb7c5f816 (このIDを非表示/違反報告)
松野かほ(プロフ) - 麗さん» 本当にありがとうコメント…そんなとこも好きです(え？) (2018年12月31日 21時) (レス) id: 45fd1e6358 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 今までコメントしてなかったけど気持ちを押さえきれなくなった…好きです(唐突) (2018年12月31日 21時) (レス) id: e247ad04ea (このIDを非表示/違反報告)
松野かほ(プロフ) - マキ*[zm.syp.tn.推し][そらなー.坂田家]さん» お、おぉ………ありがとう（？）コメントもありがとうm(_ _)m (2018年12月31日 17時) (レス) id: 45fd1e6358 (このIDを非表示/違反報告)
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