1話 白鼬 ページ5
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海の上を、とある島に向けて進む船の上には、真新しい制服に身を包んだ三人の少女がいた。
一際目立つ手足のすらりとした少女は、潮の香りがする風を胸いっぱいに吸い込み、吐いた。
Aside
今、私達三人組は船に揺られてとある学園に向かっている。
国は飛行機を手配すると言っていたが、何故か空が激しく拒否した為、仕方なく船で行くことになったのだ。
どうしてそこまでしてそんな遠い学園に通うかと言うとそれは一通の手紙から始まる＿＿
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あの日、私たちはいつも通りふゆの家に集まって大量のお菓子をつまみながら雑談をしていた。
そんな時、チャイムが鳴った。
思わず腰をあげると家主であるふゆはそれを手で押しとどめ、玄関に向かって行った。
「..ですので。......」
ふゆ「はい....」
宅急便と話をしているふゆを待つ間、私はおせんべいを一心不乱に食べている空と雑談をする
「ただいま」
いつの間にか帰ってきたふゆは私と空の間に顔を出し、そう言う。
『わっ？！...もー一々驚かせなくていいってば！』
「Aの驚く顔が見たかったので抜き足差し足！」
クスクスと笑いながら、ふゆはそう言った。
相変わらず人懐っこそうに笑う子だ。
『で、どうしたの？』
「あ、忘れてた。えっとね、宝石学園って知ってるよね？｣
宝石学園…
この日本には、時折人智を超える能力を持つ赤子が産まれてくる。
宝石学園は、表向きはそんな能力者に能力のコントロールの仕方を教える学園として有名だ。
しかし、私は、核爆弾にもなりうる若い能力者達をひとつの所に収容したいと考えてるのでは、と思うのだ。
私立でありながらも、異例として国からの補助を受けている。
幼小中高大あり、能力者は義務として、強制的に宝石学園の高等部に入らなければいけない。
もちろん、本来ならば幼稚園、小学校、中学校から入る事を推奨される。
この場にいる3人はみんな、今までその手紙を破ってきたはずだ。私も小中は行きたいところに行ったし。
行きたい高校あったのになあ…と、ため息をつくと、ふゆが頭を撫でてくれた。
宝石学園は強制的に入らされる訳だから、将来のことも考えてくれてる。
推薦枠は、個人が希望すれば、成績しだいで全員取れる。もちろん宝石学園の大学に進学も可能。
将来の就職も、宝石学園出身なら多少は優遇されるらしい。
新しい学校だから、校舎も広いし、最新鋭でとても綺麗。なんともいたりつくせりなのだ。
でもなんだかなぁ…
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松野かほ(プロフ) - 暇人。さん» かほ、ふゆ編ですから今…wこれが終わった後夢ちゃん、空編に入りますねっ！ﾄﾞﾔｧ← (2019年1月17日 20時) (
レス) id: 45fd1e6358 (このIDを非表示/違反報告)
暇人。 - アンチってわけじゃないんですけど…かほちゃんがこのお話の中心なんですかね、夢主ちゃんがそこまででて居ないような… (2019年1月17日 17時) (レス) id: feb7c5f816 (このIDを非表示/違反報告)
松野かほ(プロフ) - 麗さん» 本当にありがとうコメント…そんなとこも好きです(え？) (2018年12月31日 21時) (レス) id: 45fd1e6358 (このIDを非表示/違反報告)
麗(プロフ) - 今までコメントしてなかったけど気持ちを押さえきれなくなった…好きです(唐突) (2018年12月31日 21時) (レス) id: e247ad04ea (このIDを非表示/違反報告)
松野かほ(プロフ) - マキ*[zm.syp.tn.推し][そらなー.坂田家]さん» お、おぉ………ありがとう（？）コメントもありがとうm(_ _)m (2018年12月31日 17時) (レス) id: 45fd1e6358 (このIDを非表示/違反報告)
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