弐拾漆.京極屋潜入途中経過! ページ7
林(僕らは三味線と琴の腕上げじゃ無くて音柱の奥さん“雛鶴”さんを探すんだったよ…)
月(でも…ずっと聞き耳してるのに雛鶴さんの情報が入ってこないなぁ…二日前に亡くなったのって女将さんかな?皆暗いし口が重い…)
林・月(…なんか泣き声聞こえない?何処だろう……ここかな?)
林「あ…この部屋めちゃくちゃじゃん…どうしたの?」
月「誰かと喧嘩でもしたの?」
林「ごめん!!ごめんね!?君を怒ったわけじゃないんだよ?ごめんな?」
月『…何か困ってる?…なら…』
ゾッ
???『アンタ…人の部屋で何してんの?』
林(……鬼の音だ)
※林改めチョロ松は善逸と同じくらい耳が良く月改め一松は目がいいです&京極屋でも双子設定
林(…今僕たちの後ろにいるのは鬼だ…人間の“音”じゃない…)
月(殺意が…やばい…)
蕨姫花魁『オイ…耳が聞こえていないのかい?』
女の子『わ…蕨姫花魁…その人達は昨日か一昨日入ったばっかりだから…』
蕨姫花魁『は?』
林「勝手に入ってしまいすいません!」
月「部屋が…めちゃくちゃで…その子が泣いていたので…」
蕨姫花魁『部屋は確かにめちゃくちゃのままだね…片付けてとくように言ってたんだけど…』
女の子『ギャアッ』
蕨姫花魁『五月蠅い!ギャアッじゃないよ!!部屋を片付けな!!』
女の子『ごめんなさい!ごめんなさい!すぐやります…許してください!』
ガシッ
蕨姫花魁『…何?』
林・月「…その子を掴んでいる手…離して下さい/な」
ヒュン ドカッ
林・月「!?痛った…」
蕨姫花魁『気安く触るんじゃないよ…のぼせ腐りやがってこのガキが…躾がいるようだねお前はきつい躾が…』
旦那『蕨姫花魁…!!この通りだ頼む!!勘弁してやってくれ!!もうすぐ店の時間だ客が来る…!!俺がきつく叱っておくからどうか今は…どうか俺の顔を立ててくれ…』
蕨姫花魁『旦那さん…顔を上げておくれ…わたしの方こそご免なさいね最近ちょいと癪に障ることが多くって…入ってきたばかりの子につらく当たりすぎたね…手当してやって頂戴…ほら!!支度するからさっさと片付けな』
女の子『は、はい』
蕨姫花魁(あのガキ…この感触から行くと軽症…いや…受け身を取りやがった…気絶もしていない…一般人じゃないな…恐らく鬼殺隊なんだろう…恐らく…いや…こいつら…もしかして…例の六つ子か?…まぁいい…)
蕨姫花魁『ククッフフフッ…少し時間がかかったけど上手く連れてきたわね…どんどんいらっしゃい…皆殺してあげる』
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作者名:night | 作成日時:2021年4月6日 23時