お兄ちゃん。 ページ31
遅れて耳にパチン、と音が響いた
ズキズキ痛む頬
衝撃と乾いた音
《ー私、叩かれた…？》
目の前を見ると、緑色ーチョロ松が立っていた
チ｢戦場でわがまま言う子は要らないよ。A。｣
当たり前だ
戦場の状況に合わせて柔軟に対応しないと
勝つことは出来ない
“負ける原因”になるものは
切り捨てるのが一般的だ
私もそうしてきたから
《私、切り捨てられた…》
そう理解するのに、少し時間がかかった
チ｢Aがそんなに役に立たないとは思わなかった。
みんなの邪魔になるから、帰ったら？｣
ト｢ちょっと！チョロ松兄さん言い過ぎ！！｣
冷静な判断だ
私情は殺しの邪魔になる
マフィアにとって大敵とも言える
だけど……
『もぅ、誰も死んでほしくないの…！！』
また私は大事な人をなくすんじゃないか
ボスみたいに、あっという間に失うんじゃないか
東郷は銃を撃つ
おそ松は避けてピアノ線で対抗する
私は、カラ松たちと手を出さないでいる
東｢弾切れを狙うつもりか？生憎、替えは大量だぞ。｣
お｢まさか〜、さっさとケリつけたいだけだよ。｣
煽っているようで
どこか殺気を帯びた声
東郷も、おそ松も、かすり傷が増えていく
『〜っ、おそ、松……！！！』
泣くことしか出来ない
叫ぶことしか出来ない
自分の無力さに、心が折れそうだ
カ｢ーA、力になりたいんだろう？｣
カラ松にそう問われ、何回も頷いた
カ｢俺たちも力になりたいんだ。だけどな…
おそ松はいつも言うことを聞かないんだよ。
弟を守る。…Aも、俺が守る、って言ってな。｣
一｢……だからこそ、俺たちはサポートをするんだ。
大事なボスを…おそ松兄さんを死なせないために。｣
十｢…A、僕たちに力を、貸してほしいな。｣
ト｢おそ松兄さんを助けるために。｣
チ｢A、僕たちの作戦に、協力してくれる？｣
あぁ、ボス。私は悪い子でしょうか
あなたを殺した人を、助けたい気持ちでいっぱいです
【Aのやりたいことをやればいい】
あなたがそう言ってくれた言葉、
信じていいですか？
私の手で、あなたの仇を討ちたいです
だけど、それよりも…
大事な人を、救いたいです。
『私も、おそ松の力にならせてください…！』
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ﾐｶｧﾝ( ᐛ )🍊 - めちゃくちゃ感動した(T ^ T)やっぱり六つ子マフィアは面白いねぇ(´ー｀*) (11月30日 16時) (
レス) @page48 id: ae9e7f3e60 (このIDを非表示/違反報告)
銀杏 - コメントありがとうございます♪自分のセンスじゃ不安だったので嬉しいです！笑 (2020年3月18日 17時) (レス) id: 9a866b9323 (このIDを非表示/違反報告)
(*'▽'*) - 面白かったですー！白のスーツかっこいいですねー！ (2020年3月8日 22時) (レス) id: 872ef22a4c (このIDを非表示/違反報告)
銀杏 - コメントありがとうございます！マフィア松いいですよね〜♪私も大好きです！ (2020年1月16日 6時) (レス) id: 9fb2aeebc6 (このIDを非表示/違反報告)
瑛莉(プロフ) - マフィア松めっちゃ好きで...(照)応援してます！ (2020年1月15日 23時) (レス) id: 6d13d7745d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：銀杏 | 作成日時：2020年1月14日 22時
