連絡の時間 ページ2
Aside
ブブッ・・・
プールから戻ってくると、ちょうどわたしのスマホがなった所だった。
見れば、ものすごい数の着信が入っていて、その全てが学秀からだった。
学秀見たらすぐに連絡するように。
A「何かあったのかな・・・」
凛香「？」
コテンと首をかしげてこちらをみる凛香に、ちょっと電話してくる。莉桜に伝えといて、とだけ言って、教室から出た。(もちろん着替えてから)
また瀬尾君がなにかしちゃったりとかしたのかな・・・
プルルルル
学秀「はい。」
電話をかければ、学秀は1コール目で、出てきた。
学秀の事だから、死後の片手間だろうけど、多分この速さはずっとスマホを机の上に置いていた、もしくはずっと手に持っていたということだろう。
そんなに重要なことがあったのか・・・
そう思うと、なんだかこの先を想像して嫌になってしまいそう。
A「私。どうかしたの？」
学秀「あぁ、Aか。やっとスマホ見たのか・・・ハァ・・・」
学秀は、聞こえないようにの配慮か何なのか、少しだけ小さくため息をはいた。
全く意味はなかったけれど。
A「で、どうしたの？」
学秀「あぁいや、もう少しで期末テストだろう。E組の環境で勉強ができるはずがないと思ってな。
A組で自主勉強会をするんだ。
良ければ、Aも来ないか？」
A「・・・うーん・・・そうだね・・・。
それって、あくまでも”A組の”自主勉強会なんでしょ？」
学秀「あぁ、そのつもりだが。」
A「なら今回は止めとく。学秀と二人とか、五英傑とだけ一緒にとかの勉強会があるならまた誘ってね。
私はもう”A組”ではないんだから。ね？生徒会長。」
学秀「はぁ・・・そういうとは思っていたが・・・なら期末前にまた連絡する。
それが無くても、解らないところがあったら遠慮なく連絡してくれ。じゃあ。」
A「ありがとう。じゃあね。」
私の返事を聞いてすぐに、学秀は電話を切った。
・・・ふぅ・・・
と小さく息をはく。
特に緊張する意味はないのだけれど、やっぱり血は争えないというか、学秀との電話は眠たいときでない限り少し緊張する。
さすがあの理事長の息子と言うべきか・・・電話越しでもオーラが見えるようだった。
さっきの学秀からのL◯NEの通知をすべて消してから、私は教室に入った。
＝＝＝
松波空瑠です！
３のほうも、評価＆お気に入り＆コメント、よろしくお願いします！
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 226人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
松波空瑠(プロフ) - ぽくぽさん» 読み返してくださる方がいるとは…！！今まで本当にありがとうございました！ (2019年9月29日 13時) (
レス) id: ba05fef1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ぽくぽ(プロフ) - お疲れさまでした！終わってしまうのは悲しいですけど、10月までにもう一度読み直そうと思います！ステキな作品ありがとうございました！ (2019年9月28日 19時) (レス) id: 438a920bc0 (このIDを非表示/違反報告)
HB 0.5(プロフ) - 亜里沙さん» ありがとうございます！めちゃめちゃ嬉しいです！全然未熟な文章なんですが、精一杯更新しますので、これからもよろしくお願いします！ (2019年7月6日 0時) (レス) id: 089dfe395d (このIDを非表示/違反報告)
亜里沙(プロフ) - すごく面白いです。更新頑張ってください (2019年7月3日 22時) (レス) id: cd2953f50f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：松波空瑠 | 作成日時：2019年6月5日 21時
