転校生の時間＊＊ ページ42
Aside
外に出ると、今までの銃弾の音が嘘かのように静かだった。
サァッ
と爽やかな風が私の髪をくすぐる
まだ梅雨にはなっていないけれど、少し風は湿っている。
”ダガガガガガガガッ！！”
とたん、今までにないほどのけたたましい音がした。
中をのぞきたかったけれど、それをするだけでも危ない気がして莉桜や凛香には悪いけど覗くことはしなかった。
「さてと・・・」と小さく声を出しながら足を動かして裏山に向かう。
少し前・・・私がE組に集会の変更を伝えに来た時に行った所。
あの時はあいつと遭遇してしまったけれど、今回はちゃんと授業に出ていたから遭遇することはないと思って裏山に向かった。
その場にはもちろんアイツはいなかった。
安心したせいか、それとも当たるヒカリが心地よかったせいか、いつの間にか私は眠ってしまっていた。
＝＝＝＝
？「・・・！！A！！A！！」
A「・・・ん？」
私が目を開けると、そこには莉桜がいた。
しかも反対側には凛香。
A「おはよう。」
凛香「おはようじゃないわよ、もう昼休み。」
A「昼休み？もう？」
莉桜「うん。ったく、早く起きて！御飯食べなきゃ！！」
莉桜と凛香は呆れながら、体を起こした私をはたいてくれている。
土・・・ついちゃったかな。
というより、いつの間に寝てたんだろう・・・わかんないなぁ。
莉桜「天気もいいし、外で食べよっか〜。」
そういう莉桜の言葉に頷いて、その場に座り、膝の上に弁当を広げる。
莉桜と凛香は私が寝ていた間に、自立思考固定砲台さんがしたことをいっぱい話してくれた。
掃除機能はついてないらしく、そこら中に散らばった銃弾は自分たちで処理しなければならないのだとか・・・
やっぱり外に出ておいてよかった。
因みに私が教室を出たちょっと後にあいつも外に出たんだって。
私はあってないけど・・・いや、覚えてない。
寝てたからね。
そんなこんなで昼食を取り終え、午後の授業をして、私は家に帰った。
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松波空瑠(プロフ) - ありがとうございます！うれしいです！これからも頑張るので、みてやってください！ (2018年11月21日 17時) (
レス) id: 089dfe395d (このIDを非表示/違反報告)
レイセ - 面白いです！更新がんばってください！ (2018年11月20日 11時) (レス) id: 86bbd959b2 (このIDを非表示/違反報告)
松波空瑠(プロフ) - え！？あれ！？ちゃんと確認したんですが… 毎回すみません！ (2018年11月2日 6時) (レス) id: ba05fef1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ルン(プロフ) - 本当に毎回すみませんが、機械→機会 になってます… (2018年11月1日 18時) (レス) id: ae270709a2 (このIDを非表示/違反報告)
松波空瑠(プロフ) - ルンさん» 書き直しました！本当にありがとうございました！ (2018年10月15日 21時) (レス) id: 089dfe395d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松波空瑠 | 作成日時：2018年8月4日 13時
