修学旅行の時間 最終日＊＊＊＊ ページ39
Aside
「次は〜椚ヶ丘〜椚ヶ丘〜右手のドアが開きます〜。」
椚ヶ丘駅に着いた。
そういえば学秀から話があるとか言われてたなぁ・・・めんどくさい。
あ、めんどくさいとか言ったらかわいそうだよね。
電車から降りて、人が少なくなるのを待つ。
目が痛くなるような赤髪も、通り過ぎていった。
人がある程度引いた時、学秀が唐突に口を開いた。
学秀「修学旅行は・・・E組での修学旅行は楽しかったか？」
急な質問に驚く。
学秀が人に”楽しかったか？”なんて聞くのが私の中でわかる限り初めてだったから。
A「・・・うん。楽しかったよ。」
学秀「やはり、A組で行きたかったとは思わなかったか？」
A「そうだね・・・確かにあの赤髪と過ごさなきゃいけないのは辛かったし、バスも最後まで待たなきゃいけなかったし、宿もぼろかったし・・・
けど、あの赤髪さえ除けばメンバーはA組よりよかった。」
学秀は、困惑している見たい。
まぁ学秀には分からないと思う。
学秀はどっちかと言うと、学秀自身も相手を見ていない節があるから。
私は見られてる自信あるけど。
A「A組の人は・・・私を見てくれない。
私の肩書だけを見てる。
確かにE組の人だって、初めは私の肩書・・・”副会長””元A組”っていうところだけを見て怖がって来てたけど、
最後には私自身を見てくれた。
学秀は解らないかもしれないけど、
私は私自身を見てもらえたのは
それがどうしようもなく嬉しくて・・・」
学秀「そうか。」
私の長い話を聞き終えてから学秀は小さく言った。
学秀「まいったな、Aさえ良ければA組に戻らないかと言うつもりだったんだが・・・それは無理らしい。」
A「らしいね。」
学秀「まぁいいさ。いつかE組が嫌だと、僕に泣いてすがることになるだろう。」
A「どうだろうね。」
にやにやしながら私が言うと、頭をチョップされた。
・・・痛い。
学秀「帰るぞ。送るから。」
A「・・・ありがと。」
いつもなら大丈夫、っていうところだけど、今日だけは・・・今日だけは、素直に聞き入れてみた。
まぁ”帰るまでが修学旅行”だしね。
＝＝＝
原さんの口調わかんない・・・・(;^ω^)
学秀一気に変換できなくてツライ。
一気にやったら学習になる・・・
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松波空瑠(プロフ) - ありがとうございます！うれしいです！これからも頑張るので、みてやってください！ (2018年11月21日 17時) (
レス) id: 089dfe395d (このIDを非表示/違反報告)
レイセ - 面白いです！更新がんばってください！ (2018年11月20日 11時) (レス) id: 86bbd959b2 (このIDを非表示/違反報告)
松波空瑠(プロフ) - え！？あれ！？ちゃんと確認したんですが… 毎回すみません！ (2018年11月2日 6時) (レス) id: ba05fef1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ルン(プロフ) - 本当に毎回すみませんが、機械→機会 になってます… (2018年11月1日 18時) (レス) id: ae270709a2 (このIDを非表示/違反報告)
松波空瑠(プロフ) - ルンさん» 書き直しました！本当にありがとうございました！ (2018年10月15日 21時) (レス) id: 089dfe395d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松波空瑠 | 作成日時：2018年8月4日 13時
