間違いの時間＊＊ ページ4
Aside
A「チッ・・・」
私が舌打ちをしたのに目ざとく気付いたあいつ。
アイツは何も言わずにゲーム機を地面に置いた。
汚くなるからやめればいいのに。
そう思っても話したくないから言わない。
カルマ「お兄ちゃんに舌打ちってしていいわけ？」
お兄ちゃん？本当のじゃないのに。
お母さんやお父さんがいる時には言わないようにしてるけど、私はあいつのことは兄だなんて認めてない。
もちろんお母さんとお父さんはお母さんとお父さんだけど。
A「あんたなんて兄じゃない。」
カルマ「・・・・別にいいけどさ。
なんでA組様の華がE組に？」
A「・・・大野先生が集会の日程を知らせるのを間違えてたのよ。
それを言いに来ただけ。」
カルマ「じゃなんでここに？
もしかしてさぼりに来たの？」
・・・・。
A「違う。」
私はそう言って教室への道を下った。
＝＝＝
下りきって、A組に着いた時にちょうど１時間目の終わりのチャイムが鳴った。
大野先生が出てきて、少しこっちを見てきたけどニコッって返したら逃げられた。
弱いな。
私は悪くないし、悪いのはあっちだし。
そもそもいうのを意図的に間違えるなんてしなければよかったんだよ。
どっちにしろ上がったの私の株だけなんだし。
ガラッ
教室に入ると、女の子たちがわらわら寄ってきた
女子１「Aちゃん！E組の所に行ってたって本当？」
女子２「大丈夫だった？」
女子３「E組の奴らに何かされなかった？」
そうやってわらわらわらわら。
本当に鬱陶しい。
けどそんなことは全く見せずに笑って答える。
A「大丈夫。ちょっと疲れたからごめんね。」
そういって自分の席に座ると、隣の席の学秀が話しかけてくる。
学秀「悪かったな。生徒会長である僕がいけなくて。」
A「・・・いや別に。私だって行きたくはなかったけど、私より学秀のが忙しいでしょ。
助け合いとかくさい事いつも言ってるじゃん。」
私が少し悪態を織り交ぜながら言うと、学秀が苦い顔をして
学秀「ありがとう。」
ともう一回行ってきた。
A「ハーゲン〇ッツ一個で許す。」
学秀「わかったよ。」
私は学秀との関係が割と好きだ。
悪態をつけあえて、尊敬しあってもいる。
そんな関係が・・・カルマとの関係より
好きだ。
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松波空瑠(プロフ) - ありがとうございます！うれしいです！これからも頑張るので、みてやってください！ (2018年11月21日 17時) (
レス) id: 089dfe395d (このIDを非表示/違反報告)
レイセ - 面白いです！更新がんばってください！ (2018年11月20日 11時) (レス) id: 86bbd959b2 (このIDを非表示/違反報告)
松波空瑠(プロフ) - え！？あれ！？ちゃんと確認したんですが… 毎回すみません！ (2018年11月2日 6時) (レス) id: ba05fef1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ルン(プロフ) - 本当に毎回すみませんが、機械→機会 になってます… (2018年11月1日 18時) (レス) id: ae270709a2 (このIDを非表示/違反報告)
松波空瑠(プロフ) - ルンさん» 書き直しました！本当にありがとうございました！ (2018年10月15日 21時) (レス) id: 089dfe395d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松波空瑠 | 作成日時：2018年8月4日 13時
