修学旅行の時間 二日目＊ ページ25
Aside
茅野「へー、祇園って奥に入るとこんなに人気無いんだ。」
神崎「うん、いちげんさんお断りの店ばかりだから、目的もなくフラッと来る人もいないし、見通りがいい必要もない。
だから私の希望コースにしてみたの。暗殺にピッタリなんじゃないかって。」
あれから多少の不安を抱えつつも、神崎さんについて祇園の奥の方まで来た。
・・・暗殺にもぴったりだし、拉致にもぴったりじゃない。
これじゃあ、後ろにいる輩に何をされても自業自得としか言いようがない。
と私が考えている間に話は進んでいたらしく、ここで結構に決めよっか。という声で我に返った。
「ホントうってつけだ。なんでこんな拉致りやすい場所歩くかねぇ。」
そういいながらこちらに歩いてくる高校生。
多分ずっと感じていた気配の正体。
顔は下の下。学ランの下にヒョウ柄とかダサすぎる。
総合的に見ても、下の下としか言えない。
カルマ「何お兄さんら？観光が目的っぽくないんだけど。」
女子を守るようにしてたつあいつ。
挑発はいいけど、それで自滅されるのは困るなぁ。
「男に用はねー。女置いてお家帰んな。」
カルマの挑発にそう返す不良は、およそ一秒後にはすでに屍と化していた。
うわぁ・・・
当の本人は
カルマ「ホラね、渚くん。目撃者居ないとこならけんかしても問題ないっしょ。」
とかなんとかほざいている。
けれど、その後ろから金属のぼう・・・パイプが振り落とされる。
私は事前に気づいたけれど、私とあいつは離れていて、助けようにも助けられなかった。
ぬっ・・・
A「汚い手で私に触れないで。」
後ろから出てきた手を、回し蹴りで飛ばす。
あ、人ごと飛んじゃった。
それから、手当たり次第にそいつらをつぶしていく。
急所を蹴ったら一発でやられるって、男子って大変だなぁとか呑気に考えてみたりもする。
「ちょ何・・・ムぐぐ。」
向こうの方から、カエデちゃんの声や、反抗しようとした杉野君の声が聞こえる。
倒しているうちに割と遠くまで来てしまったみたいだった。
私が見つけた最後の人を殴ったとき、頭に衝撃が走って、私は意識を手放した。
＝＝＝
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松波空瑠(プロフ) - ありがとうございます！うれしいです！これからも頑張るので、みてやってください！ (2018年11月21日 17時) (
レス) id: 089dfe395d (このIDを非表示/違反報告)
レイセ - 面白いです！更新がんばってください！ (2018年11月20日 11時) (レス) id: 86bbd959b2 (このIDを非表示/違反報告)
松波空瑠(プロフ) - え！？あれ！？ちゃんと確認したんですが… 毎回すみません！ (2018年11月2日 6時) (レス) id: ba05fef1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ルン(プロフ) - 本当に毎回すみませんが、機械→機会 になってます… (2018年11月1日 18時) (レス) id: ae270709a2 (このIDを非表示/違反報告)
松波空瑠(プロフ) - ルンさん» 書き直しました！本当にありがとうございました！ (2018年10月15日 21時) (レス) id: 089dfe395d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松波空瑠 | 作成日時：2018年8月4日 13時
