修学旅行の時間 準備＊＊ ページ13
Aside
旧校舎から出ると、グラウンドで莉桜が待っていた。
莉桜「おっ」
莉桜は私が出てきたのを見ると、こっちに走ってきた。
私もそれにつられて莉桜の方に走る。
莉桜「やっほ〜、一緒に帰らない？」
A「ん。一緒帰ろう！」
莉桜「最近E組来ること多いね？なんかあるの？」
A「・・・そっか、聞いてないのか。
明日からE組なんだ、私。」
私がそういうと、莉桜は立ち止まった。
何も言おうとしないし、追いつこうともしないから止まって莉桜の方を見て待ってみる。
莉桜は私が見てから３秒くらい止まっていた。
莉桜「・・・えええええええええええええええええええええ」
A「うるさいよ」
莉桜「どういうこと！？」
そういって私に飛びついてくる莉桜。
A「ほら、全校集会を伝えに言った時にタコにあったでしょ？見ちゃったからにはA組にはいられない。っていう感じで。
それを伝えに来てたの。」
莉桜「ふーん・・・じゃ、明日からE組！？おんなじクラス！？」
A「うん。」
私がそういうと、莉桜はめちゃくちゃ笑顔になった。
莉桜は笑った顔が似合う。
１・２年のころ、あいつと喧嘩して私が一方的に無視することになった時も、私には何も聞いてこなかった。
気が利くし、優しい。本当は頭もいいらしい。
いまだにそんなところは見たことないけど。
莉桜「あ、じゃあ私あっちだから。バイバイ。」
莉桜に手を振って、一人で帰る。
明日はどの班に合流するんだろう。
できれば莉桜かメグがいる所がいいな。
メグがいれば磯貝君もいるだろうし、知り合いがいたほうが楽。
友達が少ない私にとって、莉桜やメグ、磯貝君は大切な存在だ。あと、五英傑も。
けど五英傑のみんなは私がE組になったって聞いたら口きかなくなっちゃうだろうな。
それでも仕方がないことはわかってるけど。
家の前に着くと、アイツがドアの前で座っていた。
A「は。」
驚きのあまり声を出してしまう。
アイツは寝ているのかピクリともしない。
それなら好都合だと、横を通り過ぎようにも足を広げているから通りにくい。
起きるまで待つのはばかばかしいし、またぐのははしたない。
・・・どうしたらいいものか。
カルマ「あ、帰ってきてたんだ。
かぎ忘れたんだけど・・・開けてくれない？」
・・・・はぁ？
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松波空瑠(プロフ) - ありがとうございます！うれしいです！これからも頑張るので、みてやってください！ (2018年11月21日 17時) (
レス) id: 089dfe395d (このIDを非表示/違反報告)
レイセ - 面白いです！更新がんばってください！ (2018年11月20日 11時) (レス) id: 86bbd959b2 (このIDを非表示/違反報告)
松波空瑠(プロフ) - え！？あれ！？ちゃんと確認したんですが… 毎回すみません！ (2018年11月2日 6時) (レス) id: ba05fef1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ルン(プロフ) - 本当に毎回すみませんが、機械→機会 になってます… (2018年11月1日 18時) (レス) id: ae270709a2 (このIDを非表示/違反報告)
松波空瑠(プロフ) - ルンさん» 書き直しました！本当にありがとうございました！ (2018年10月15日 21時) (レス) id: 089dfe395d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松波空瑠 | 作成日時：2018年8月4日 13時
