修学旅行の時間 準備 ページ11
Aside
修学旅行まであと１週間と少しになった。
A組の中でも盛り上がっていて、五英傑と一緒にまわりたい女子が五英傑の周りに群がっている。
それを横目で観つつ、私は理事長室に向かった。
私が理事長室に向かっている理由は単純明快。
E組について話があると理事長に言われたからだ。
E組に落とすとかそういう話だと思っている。
私はE組に落とされてもどうも感じないけど・・・、学秀になんていわれるか・・・
＝＝＝
そうこうしているうちに理事長室の前についた。
理事長室の普通の教室よりも高級感のあるドアを力を込めて開ける。
副校長が中に居たけれど、私の方は向きもしなかった。
それよりもこのあふれ出ている理事長の魔王オーラが怖い。
コンコンッ
理事長「どうぞ。」
A「失礼します。」
一回深呼吸をしてから入る。
中は空気が乾いていて、ピリついていた。
まるで理事長そのものを表しているかのように。
理事長「赤羽さん、単刀直入に言いましょう。
貴方は修学旅行後、つまり６月からE組に行くことになります。」
予想している通りだったけど、少し違った。
６月からなんて面倒くさい事、態々理事長がするとは思えない。
というより、個別に言うなんて？
理事長「それにあたって、E組になじんでもらうために修学旅行はE組と一緒に行動をしなさい。」
理事長は淡々と告げてきた。
理事長「E組に黄色いタコの形をした超生物がいることは知っていますね？
E組の生徒たちはそれを暗殺しています。貴方もそれをしなければいけない。
詳しい説明については修学旅行の前日にE組に行って聞いてください。」
・・・暗殺対象だったんだ。あのタコ。
それは楽しそう。
緩んでしまいそうになる口をきゅっとしめ、理事長の目を見る。
A「わかりました。では、教室に戻ってもいいですか？」
理事長「はい、いいですよ。」
A「失礼しました」
私が理事長室から出ると、副校長がこっちを見てきて、
「五英傑の華、A組生徒がE組に堕ちるなんてな。」
と笑ってから言ってきた。
笑ってっていうよりはあざ笑っての方が正しいか。
私がA組に戻ると、班決めは終わっていて、どこから噂がわいたのか、私を指さし陰口を言っている声が聞こえる。
はぁ。
私は小さくため息をついた。
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松波空瑠(プロフ) - ありがとうございます！うれしいです！これからも頑張るので、みてやってください！ (2018年11月21日 17時) (
レス) id: 089dfe395d (このIDを非表示/違反報告)
レイセ - 面白いです！更新がんばってください！ (2018年11月20日 11時) (レス) id: 86bbd959b2 (このIDを非表示/違反報告)
松波空瑠(プロフ) - え！？あれ！？ちゃんと確認したんですが… 毎回すみません！ (2018年11月2日 6時) (レス) id: ba05fef1c0 (このIDを非表示/違反報告)
ルン(プロフ) - 本当に毎回すみませんが、機械→機会 になってます… (2018年11月1日 18時) (レス) id: ae270709a2 (このIDを非表示/違反報告)
松波空瑠(プロフ) - ルンさん» 書き直しました！本当にありがとうございました！ (2018年10月15日 21時) (レス) id: 089dfe395d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：松波空瑠 | 作成日時：2018年8月4日 13時
