9.最低な男(善逸side) ページ12
「結局なんもしないで終わっちゃたな。」
「ちぇっ。つまんねぇーの。」
少し残念そうな炭治郎と伊之助。
俺達がやるはずだった任務は、俺たちが着く前に柱が片付けてしまってたらしく、帰ろうとしていた。
これで、Aちゃんに謝れるかな。
「大丈夫ですか?善逸さん??なんか最近元気ないですよね.......?」
俺の顔を覗き込んで話し掛ける晴香ちゃん。
「.......そう?気にしなくていいよ。俺なら平気。」
「.......なら、いいんですけど.......。そうだっ!帰ったら、甘味処生きませんか?美味しいところ、見つけたんですっ!」
そういい、俺の腕にくっついてくる晴香ちゃん。
「.......晴香ちゃん。ごめん、俺行かない。Aちゃんに謝らなきゃいけないんだ。」
俺が晴香ちゃんの腕を振りほどき、そう言うと驚いたように目を見開く。
「.......!なんで善逸さんが謝る必要があるんです??何も悪いことしてないじゃないですか?Aさんが、勝手に怒ってるだけです。」
「ううん、俺が悪いんだ。Aちゃんはなんも悪くない。」
「…っ!なんでそんなにいつもAさんの名前ばかりだすんですかっ!?なんで、私のこと見てくれないんです…?!あの人より可愛いのに…」
そう言う晴香ちゃん。
「俺は、Aちゃんは優しくて、いつも俺が辛い時にそばに居てくれたんだ。俺にはAちゃんがそばにいないとダメみたいなんだ。」
「そんなのっ!!ひどいですよ!!
だったら、なんで私に優しくするんですかっ?!
少しでも期待しちゃうじゃないですか!!!」
「…ごめんね、晴香ちゃん。」
そっか。
だから、Aちゃんは怒ってたのかもな。
俺は、最低な男だ。
彼女の気持ちも、晴香ちゃんの気持ちも考えてあげられないなんて。
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ゆり - 面白かったです。この話の続きが気になります。早く続き見たいです。更新待ってますよ😃 (2022年8月21日 23時) (レス) @page23 id: b7d6d649b3 (このIDを非表示/違反報告)
はっぱ(プロフ) - 舞さん» 更新遅れてすみません。。更新再開した際には、もっと皆さんがたのしんでいただけるように頑張ります!応援ありがとうございます (2020年5月10日 20時) (レス) id: ed6f74a0b0 (このIDを非表示/違反報告)
はっぱ(プロフ) - 炭さん» 更新できていなくてすみません汗 必ず戻ってきますので、楽しみにしていてくださいね! (2020年5月10日 20時) (レス) id: ed6f74a0b0 (このIDを非表示/違反報告)
舞 - いい所で更新止めちゃうじゃないですか〜笑早く出てくる事を祈ります笑 (2020年3月20日 14時) (レス) id: 4eccfaac2e (このIDを非表示/違反報告)
炭 - いい所で更新止めますね笑笑 楽しみにしてますね。 (2019年12月8日 15時) (レス) id: 4a1a45053b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はっぱ | 作成日時:2019年10月19日 20時