検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:30,123 hit

タヒのゲーム ページ10

まだ生々しく紅く、血が滴っている。
何故、気づかなかったのだろうか。
冷気と視線を感じ、辺りを見回すと、14人程の子供達に取り囲まれていた。私と同じくらいの子。15、6くらいの子。5、6歳ほどの子。母もいた。母の手首は勝手に動き、腕に付いた。そして、親指がぼとりと落ちた。
全員、体の一部が欠けていて、血が滴っていた。
血溜まりがあちこちに出来ていた。
もう、こらえきれなかった。
「きゃァぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
これ以上は出ない、というレベルの悲鳴を上げた。そんなことにはお構いなしにゲームは始まる。
子供達の輪の中に入れられた。

____とーりゃんせ____とーりゃんせ___

逃げられない

____こーこはどーこのほのみちじゃ____

輪の中に組み込まれてしまっている

____てんじんさまのほそみちじゃ____

もう戻れない

____ごようのないものとおしゃせぬ____

受かった学校にも通えない

____このこのななつのおいわいにー____

卒業式も出られない

____おふだをおさめにまいりますー____

好きな人に告白も出来ない

____いきはよいよい____

でも
____かえりはこわい_____

独りに

____こわいながらも____

ならなくて

____とーりゃんせ____

よかった

____とーりゃんせっ(さようなら )____

ぶんっと音を立てて目の前に手が落ちてくる。
穴が開き、私は中に落ちた。
脚に激痛が走る。
手を伸ばすと、酷くぎざぎざの断面に触れた。
タヒぬんだな。
そう思った瞬間、私の意識は消えた。

警告→←衝撃


行っちゃだめな場所

神社


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (46 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
設定タグ:ホラー , オリジナル , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

子狐紗由理(プロフ) - 花飛鳥momo★さん» 殺人現場はあまりありませんからね。そしてこれはフィクションなので安心してください! 読んでいただきありがとうございました! (2016年7月23日 19時) (レス) id: b2ba04621c (このIDを非表示/違反報告)
子狐紗由理(プロフ) - 東 茉莉花茶さん» そう言っていただけると製作者冥利に尽きます! 読んでいただきありがとうございました! (2016年7月23日 19時) (レス) id: b2ba04621c (このIDを非表示/違反報告)
子狐紗由理(プロフ) - 弱井さん» フィクションです! 安心してください! 私もこんな事に遭ってないので大丈夫ですよ! 読んでいただきありがとうございました! (2016年7月23日 19時) (レス) id: b2ba04621c (このIDを非表示/違反報告)
花飛鳥momo★ - 神社なんてもう行けない…!なんで読んじゃったんだろ…。殺人現場も行けないよ…!てかもともと行かないか…!← (2016年7月23日 9時) (レス) id: d2ced67736 (このIDを非表示/違反報告)
東 茉莉花茶 - こ、怖ええ…ともかく怖かったです… (2016年6月9日 22時) (レス) id: 1e7077a0ad (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:子狐紗由理 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/datatwitteruse/  
作成日時:2015年10月8日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。