年末詣２ ページ3
「い、意外と人多いですね……。」
サンタ服を着替えたわたしと松田さんは、車から降りた。
「ああ。そうだな……。」松田さんも少し驚いたように、そう呟く。
人混みに押されるように、わたしと松田さんは本殿に向かって歩き始めた。
屋台も割と出ていて、どこからかベビーカステラの甘い香りが漂ってくる。
周りを見渡すと、家族連れや、友達同士、カップルなど、いろんな人たちがいた。
それにしても、この人混みじゃ、本殿までの道のりは長いな……。
どうしてこんなに人が多いんだろう。
そんなことを考えていると、突然手に温かい感触が。
「うわ！朱莉の手、冷た……。」なにかと思えば、松田さんがわたしの手を握っていた。
「松田さんの手こそ、あったかすぎません？」とわたしは返す。
「そうか…？……なら、あっためてやるよ。」
と松田さんは言って、恋人繋ぎをしてきた。
恥ずかしくて、わたしは下を向く。どんどん顔が赤くなってるような気がしてならない。
「朱莉はすぐ照れて赤くなるよな。」と松田さんはニヤニヤしながら言った。
「…こ、これは寒さのせいであって、全然照れてないですから。」とわたしは返す。
「へぇ……。」松田さんはそう呟くと、握った手をそのままコートのポケットに入れた。
「っ、な…！？」わたしが思わず目を見開くと、松田さんは得意げに笑う。
なんだか悔しい…。
「やっぱ恥ずかしい……？」と松田さんはわざとらしく聞いてくる。
「…な訳ないでしょう。」とわたしは前を向いて言った。
完全に遊ばれてるな……。
「あ、もうそろそろ本殿に着きますよ。」とわたしは無理やり話を変えて、さっさと歩き出す。
顔が赤いのも、坂本さんに手を握られていて嬉しいのも、全部寒さのせいだ……。
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皆さま本当にお久しぶりです、作者のしらす。です！
前回季節がどうのこうの言ってましたが、もう10月も半分が過ぎてしまいましたね(苦笑)
何ヶ月間も放置していてすみませんでした……。
次回こそは……って、毎回言ってますね……。
相変わらずの亀更新ですが、どうか温かい目で見守ってやってください。
続く (更新停止中)
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りん(プロフ) - 大丈夫ですよゆっくり書いてください (2018年4月22日 20時) (
レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - りんさん» いつも読んでくださりありがとうございます！なかなか更新できずにすみません。頑張ります！！ (2018年4月22日 20時) (レス) id: 83696c3d48 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 続編おめでとうございます続き楽しみにしてます (2018年4月21日 15時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
しらす。(プロフ) - 、さん» すみません、忘れてました。ご指摘ありがとうございます！ (2018年3月11日 21時) (レス) id: 89479c8a29 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外して下さいね (2018年3月11日 21時) (レス) id: 8a167d060b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらす。 | 作成日時：2018年3月11日 21時
